〒730-0013 広島市中区八丁堀6番11 グレイスビル702

営業時間
火曜日から土曜日 10:00~20:00
    日曜日・祝祭日 10:00~18:00
定休日
月曜日・毎月第2日曜日
GW・夏休み・年末年始

水溶性・・・Cと8種のB群

・・・毎日きちんと摂取

脂溶性・・・A・D・E・K

・・・吐き気など過剰症も

書かれている記事の中で
『サプリメントはあくまでも食事の補助。普段の食事から幅広くビタミンを取ることを心がけたい。唯一例外とされるのが、葉酸。胎児の発育に重要な役割を担い、若い女性で不足すると妊娠したときに胎児の先天異常が起こりやすくなるため、サプリメントで必要量を補うのが良いと推奨される』

ビタミンの働きと多く含む食材
主な働き 特によく含む食材
脂溶性 ①ビタミンA 皮膚や目を健康に保ち、免疫力を守る。動物性食品に多いレチノールのほか、緑黄色野菜などに多く含まれる食物性のカロテン類(ベータカロテンなど)がある。カロテン類には抗酸化作用も 鶏レバー・豚レバー・焼きのり、ウナギのかば焼き
②ビタミンD カルシウムの吸収を手助けし、骨や歯の形成を支える。子供で不足するとくる病、女性や高齢者で不足すると骨粗しょう症の原因に。
魚介類やキノコ類に多い
乾燥キクラゲ・アンコウの肝・シラス干し・イクラ・クロカジキ
③ビタミンE 有害な活性酸素を取り除く抗酸化作用 アーモンド・綿実油、サフラワー油・アンコウの肝・ピーナッツ
④ビタミンK 血液を凝固させて出血を止める止血作用。緑黄色野菜や納豆などの発酵食品に多い わかめ・モロヘイヤ・バジル・やきのり
水溶性 ⑤ビタミンC 血管や皮膚を守るほか、活性酸素を取り除く抗酸化作用も。喫煙やストレスで失われやすい。野菜や果物に多い 赤ピーマン・芽キャベツ・黄ピーマン・菜の花・レモン・カリフラワー





⑥ビタミンB1 糖分をエネルギーへと変換するのに必要。不足すると疲れやすくなったり、イライラしたりする。玄米などに多いことで知られる 豚ヒレ肉・牛レバー・鶏レバー・干ししいたけ・干しヒジキ
⑦ビタミンB2 様々な栄養がエネルギーに変わるのを助ける。乳製品や肉類などのほか、納豆や野菜にも幅広く含まれる 豚レバー・牛レバー・鶏レバー・干ししいたけ・干しヒジキ
⑧ビタミンB6 食事から体に必要なたんぱく質を再合成し、成長を促進する にんにく・ピスタチオ・ミナミマグロ赤身・牛レバー・カツオ
⑨ビタミンB12 赤血球を作るのを手助けして貧血を予防。動物性食品に含まれる シジミ・赤貝・焼きのり・牛レバー・アサリ
⑩パントテン酸 脂質や糖質、たんぱく質の代謝にかかわる 鶏レバー・豚レバー・牛レバー・タラコ・納豆
⑪ナイアシン エネルギー代謝やアルコール分解など。不足すると食欲減退などになる。 カツオ削り節・辛子明太子・キハダマグロ・ピーナッツ・干ししいたけ
⑫葉酸 赤血球の生産にかかわる。泰次や乳幼児の発育にも重要。緑黄色野菜に多い 焼きのり、鶏レバー・牛レバー、ウニ、菜の花
⑬ビオチン 皮膚や毛髪を健康に保つ 卵・レバー・イワシ・ナッツ類・カリフラワー

日本経済新聞7/29 健康Sunday NIkkeiαの記事より

サロンドエスプリ

日経ビジネス2007.04.16掲載 サプリメント再考より

【薬物相互作用を起こすサプリ】

●患者が医者に内緒でサプリメントを利用している例が少なくない。

例えば、「糖尿病患者がよく利用するもの」

ビタミンE・C、クロレラなどがあります

。 サプリメントは医療の範疇ではないから、お伺いを立てる必要はなかろうということであるが、申告をするとやめろといわれるからという理由だそうだ。 やめろという根拠・・・?

相互作用への危険回避

相互作用の多くは、事前には把握できない。それが起こってみて初めて因果関係が究明され、事後に生かされる。ならば、とりあえず併用は避けたいというのが医療期間の言い分です。

●薬のワーファリン

腐敗したスイートクローバーの摂取により起きた牛の出血性疾患から発見された成分で、その血液凝固阻止作用を利用した薬。

よって血液凝固に働くビタミンKとは拮抗する

ビタミンKを含む成分・・・?

納豆やクロレラ、青汁などもワーファリンの作用を阻害する。

★逆に作用を増強するもの

明日葉やニンニク、しょうが、DHA(ドコサへキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)などがある。 NPO日本サプリメント協会代表理事の後藤さんのお話では

相互作用を中止すべきか否か、ここはじっくり考えたいところだ。

日経ビジネス2007.02.12掲載 心と体 食材の力より

ポリフェノールが健康を促進

チョコレートの主成分であるカカオ豆が持つ健康促進効果に注目が集まっている。
市販されているチョコレートには「カカオ70%」などと、カカオの含有量を大きく表示して売れている商品もある。

カカオの木

ギリシャ語で「テオブロマカカオ(神の食べ物)」と呼ばれ、その名の通り、原産地の中南米やその後広まった欧州では、王侯貴族が好んで食したと言われている。
日本では・・・
江戸時代後期に初めて伝わったと言われ、当時は薬として用いられていた。
チョコレートの持つ薬効のうち、注目されているのは、カカオに含まれる『ポリフェノール』・『テオブロミン』です。

ポリフェノールは・・・

老化の原因となる活性酸素を除去する「抗酸化作用」に優れている。 それにより動脈硬化や脳卒中を防ぎ、さらにガンを予防する効果も期待できるという。ポリフェノールといえば赤ワインが有名だが、実はチョコレートのほうが含有量は多い。

テオブロミンには・・・

自律神経系を調整して心身をリラックスさせる効果がある。また、利尿作用を促進して血圧の上昇を抑制したり、毛細血管を拡張する効果も期待できる。

●食べ合わせの効果

イチゴと食べ合わせると、イチゴのビタミンCがポリフェノールの酸化を防ぎ、薬効をより高めてくれるからだそうです。

【保健機能食品(特定保健用食品、栄養機能食品)】

食品ごとに厚生労働大臣の許可又は承認を受けなければならない「特定保健用食品」と、類型化され、規格基準や表示基準等が設定された「栄養機能食品」の総称が、「保健機能食品」です。 このうち「特定保健用食品」は、身体の生理学的機能などに影響を与える保健機能成分を含んでおり、血圧、血中のコレステロールなどを正常に保つことを助けたり、お腹の調子を整えるのに役立つなどの、特定の保健の用途のために利用されることを趣旨とした食品であり、販売するためには、特定の保健機能について、科学的根拠を示して、有効性や安全性の審査及び国から個別に許可を受ける必要があります。 また「栄養機能食品」は、高齢化や食生活の乱れなどにより、通常の食生活を行うことが難しく、一日に必要な栄養成分が摂れない場合など、栄養成分の補給・補完のために利用してもらうことを趣旨とした食品で、一日当たりの摂取目安量に含まれる当該栄養成分量が上・下限値の範囲内にある必要があり、また、栄養機能表示だけでなく、注意喚起表示等も表示する必要があります。表示に際しては、厚生労働大臣の個別許可は必要ありません。

厚生労働省のホームページより



日経新聞11/11朝刊HEALTH AND BEAUTYより引用

栄養補助食品・・・とりすぎにNO!

 

頭痛や皮膚異常

記事の内容は、サプリメントなどの栄養補助食品を過剰の摂取すると、ひとにより吐き気や下痢、頻尿などの症状がおこるということから「健康にいい」の上限について書いてありました。

東京新宿のエターナル・クリニック小林暁子院長のお話

「頻尿・下痢の原因がビタミンCの取りすぎだったことがある」とのこと。 薬の飲み合わせとの兼ね合いもあり「医師の4割前後が患者に健康食品の利用状況を確認している」(東京都福祉保健局)
ビタミンCは水溶性で、たくさんとっても尿として排出され害があまり無いとされてきたが、英国食品基準庁のサプリメントの安全基準は「ビタミンCの1日1000mg以上の摂取は腹部の痛みと下痢を引き起こす原因となりうる」という。
1000mgのビタミンChaレモンだと約1kg分、ロースハムで約2kg相当で、これを食事でコレだけの量をとることはまず無い。しかし、500mg入りの錠剤だとわずか2粒分。過剰に摂取するとお腹を壊してしまう可能性がある。
過剰摂取が健康上の害につながりうるのはビタミンAやB6、D、Eなど。 ビタミンは野菜に多く含まれていると思いがちだが、たとえばビタミンAはレバーやウナギなどに多く含まれる。
1日の摂取量の目安は600マイクログラ(1マイクログラムは百万分の一グラム)で、うなぎは百グラムのっているうな丼なら1500マイクログラム程度。「野菜不足でビタミンAが足りない」と思い込み、さらに錠剤で補うと一気に摂取量が増えてしまう。
かば焼きを食べ過ぎると問題なのだろうか・・・?
国立健康・栄養研究所の梅垣敬三健康食品情報プロジェクトリーダーの話 料理でとっているか限り、1日あたりの目安を大きく上回っても何の問題も無い。
ビタミンAは、一度に大量にとっても「いったん肝臓に蓄えられ、血液中のレベルはほぼ一定に絞られる。(梅垣さん)よう調節機能がはたらくからだ。
ただ、どんなにウナギ好きでも毎日食べ続けるようなことはまずないが、サプリメントだと「満腹感が無いので、摂取量の自覚がないまま習慣化しまいがち」(梅垣さん)果樹摂取が恒常化すると下痢や皮膚の硬化と剥離などが起きる可能性がある。
ここで注意したいのが1日あたりの摂取量の目安の意味。
足りなければすぐ補わなければと思いがちだが、1日あたりの摂取量とは「1ヶ月に必要な量を1日平均にならしたもので、毎日必ずとらなくても大丈夫」(梅垣さん)
海藻類に多く含まれているヨウ素は過剰摂取すると甲状腺障害などの症状もでる。健康によいと昆布ばかり食べ続けると良くないが「古来の生活習慣になじんだ普通の食べ方なら問題ない」(東京都福祉保健局)
乳がんや骨粗しょう症の予防効果がある大豆イソフラボンも、錠剤などで過剰摂取するとホルモンバランスが崩れる可能性がある。内閣府の食品安全委員会は2006年1月、安全な1日の摂取目安量として70〜75ミリグラムとし、特定保健用食品としての安全な1日の上限値を30ミリグラムと設定した。
納豆100グラム中に平均で大豆イソフラボンは73.5ミリグラム、豆腐には、同20.3ミリグラム含まれる。豆腐1丁は350g前後なので、1丁で1日の上限値ちかくなる。同委員会では「妊娠中の女性や乳幼児は日常の食生活に追加して摂取することは推奨できない」としている。
ベネッセ教育研究開発センターの04年の調査では、高校2年生で約3割、小学校4年生で約2割の生徒が栄養ドリンクやサプリメントを取っていることがわかった。」
どんな栄養素でも「良い面と悪い面がある」(梅垣さん)。
サプリメントには含有量の表示があるので、適量を上手にとるように心がけましょう。

日経ビジネス10月23日号より

【サプリメント再考・健康の秘訣は血の巡り】

紅葉の季節になると温泉宿は人気が高くなりますが、入浴は健康の観点からも有効です。

今回のポイントは“血の巡り

 私たちの体には体重の約8%の血液があり、1分間で体内を一巡する。供給先は脳と心臓と肺が最優先され、優先度の低い手足の先や皮膚などは後回しになります。
血の巡りが悪くなりますと、そのしわ寄せは肩こりや腰痛、疲労感、肌のむくみやシミとなって私たちを悩ませます。加齢は、血流低下の1つの要因なので、年齢とともにその訴えは増す一方です。
 血液の循環量に加えて、さらに重要なカギは毛細血管における血管内外の体液移動量だといいます。ここで、熱を含めて物質の移動が起こる。そして、これをコントロールするのは自立神経機能です。いうまでもなく、過度のストレスは自立神経を狂わせる。つまり交換神経が鎮まらないストレス状態が続けば、血管が収縮して血の巡りも滞り、さまざまな不調を招くことになる。
 入浴は手軽な対策の一つです。40度の少しぬるめの湯がリラックス効果が高いらしい
また深呼吸も自律神経を整える。大きく息を吐くことで副交感神経機能を高めることができるといいます。
 ゆったり食事を取ることで副交感神経を優位にします。ストレス解消に一役買う食後のコーヒーには、ミルクを入れて胃をいたわる。また、ビタミンCやたんぱく質は、抗ストレスホルモンには欠かせない。ビタミンB群はエネルギーを効率よく燃焼させるが、運動も忘れずに・・・・。
血の巡りを助けるには、ビタミンEやイチョウ葉エキスを・・・

(後藤 典子 NPO日本サプリメント協会代表理事)

日経新聞10/8朝刊より引用

【健康食品サイト賢い情報活用術】

*** ネットの健康情報の利用のポイント ***

●安全性情報をまずチェック
特定保健用食品を除けば、安全性は審査されていない。海外からの情報を見逃さない
●最新の情報を入手しよう
学説が覆されることは良くある。保健食品に関する情報はほとんどが研究段階
●商品成分をよくチェック
効果があるとされた素材や成分がほとんど含まれていない製品が多い
●薬効情報はデータ信頼性を検証
メーカーに問い合わせて該当する資料やデータを取り寄せる
●基礎実験の結果は人間に当てはまるとは限らない
細胞実験や動物実験の条件は人間の日常生活ではありえない条件が多い
●効果があったという個人の話は信用しない
効き目には個人差がある。他人には効果的でも、効かないだけでなく有害な場合も
●資格を持つ薬剤師や栄養士に相談する
公的機関や業界団体が認めた資格を持つ人は専門的な知識がある

** 健康食品(サプリメント情報)を提供している主なサイト **

『健康食品』の安全性・有効性情報

【国立健康・栄養研究所】

http://hfnet.nih.go.jp/

厚生労働省のほか、カナダや中国、台湾などの保健当局がだした有害性情報を随時掲載

『サプリメントデータベース』

【日本サプリメント協会(東京・港)】

http://www.j-sup.com/

専門医や研究者らが健康食品の特徴や摂取の際の注意点を解説している

『サプリメントクチコミランキング』

【日本サプリメント評議会(東京・新宿)】

http://www.supplerank.com/

提携先の医師が評価したコメントを掲載

『コンシューマーラボ 日本語版』

【米コンシューマーラボ社(ホワイトプレーンズ市)】

http://www.consumerlab.jp/

小売店などで入手した製品を提携の検査機関で成分表示を確認している

こちらに掲載しておりますサプリメント情報は、日本サプリメント協会のホームページからの引用です。

日経ビジネス9月25日号より

【サプリメント再考・薬とサプリメントの微妙な関係】

 薬とサプリメントは概念的に異なるものでありながら、一方で限りなく近い存在でもあるんです。
例として
人気サプリメントのコエンザイムQ10やα-リポ酸は、もともと医薬品として開発されたものです。
片や、消炎鎮痛剤のアスピリンや抗凝血剤のワルファリンなど、天然物由来の薬も少なくない。天然物から新薬を開発する途中で、サプリメントに転向する例もある。
   こうして間柄が近くなってくると、見逃せないのが相互作用です。 医薬品ではワルファリンが、サプリメントでは抗鬱作用があるとされるハーブのセントジョーンズワートが、それぞれ相互作用事例集のトップとなっている。
 ワルファリンと同様の作用を持つサプリメント成分は多い。紫イペやメリロット、またイチョウ葉やニンニク、ショウガ、EPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)なども血小板の凝集を抑える働きがあるので、ワルファリンの作用を増強すると考えられている。逆にセントジョーンズワートは、ワルファリンの効果を弱める。
このハーブは、薬物代謝酵素の働きに影響を与えるため、免疫抑制剤や経口避妊薬、抗HIV薬など、多くの薬の効果を弱めてします。 ただし、「食品」なので、製品にそうした注意書きはほとんど見当たらない。
 いずれにせよ、こうした相互作用はほとんど過去の事例報告から学ぶよりほかない。現在の文献情報は、城西大学薬学部のサイト「食品・医薬品相互データベース(http://mail.josai.ac.jp/~cdhn2/DB/cdhndb)」が無料公開されていますので参照ください。

後藤典子(NPO日本サプリメント協会代表理事)

日経ビジネス7月24日号より

【サプリメント再考・サプリメントのカテゴリー】

飲むタイミングでより効果を・・・せっかく飲むサプリメントなら、その機能性・有効性をしっかり享受したいところだ。
だが、飲むタイミングや飲み合わせによっては、消化・吸収されずに、そのまま尿や便に排出されてしまう、ということも多い。
例えば、人気のカルシウムは、アルカリ性ミネラルなので、食事中や食後すぐ飲むと、胃酸を中和して消化が悪い
また、カルシウムをほうれんそうのアクのシュウ酸や肉のリン酸と一緒に取ると、結合して便から排泄されやすくなる。特にシュウ酸カルシウムは結石を作る。ゆえに、食後2時間くらいの摂取が良い。
 さらに、吸収効率を考慮すると、カルシウムはクエン酸とキレート(結合)して小腸から吸収されるので、酢やオレンジ、クエン酸やビタミンCのサプリメントなどと一緒に取りたい。加えて、相乗的にカルシウムの吸収を促進する相棒としては、ビタミンDやマグネシウムがある。
 ちなみに、カルシウムとマグネシウムの割合は2対1か1対1.摂取のタイミングとしては、マグネシウム濃度が低下する起床時、午後3時、就寝前と、数回に分けて飲むのがおすすめ
 カルシウム同様に人気のあるビタミンCも、1回に300mg以上をまとめて飲んでも、尿中に排泄されやすい。
100〜300mgを3時間から4時間おきに飲むことで効果が期待できる。
 こうした情報は、法規制があり、製品に記載されないのが残念だ。
蛇足だが、含有量は吸収量ではない。含有量100mgで吸収量0gもありうる。

とのことです。

日経ビジネス6月26日号より

【サプリメント再考・サプリメントのカテゴリー】

日本サプリメント協会では、サプリメントを3つのカテゴリーに分けています。 木に見立てて『サプリメント・ツリー』となずけているが、気の根っこを『ベース・サプリメント』、幹を『ヘルス・サプリメント』、枝葉を『オプショナル・サプリメント』と呼ぶ。 『ベース』は、主に日常の食事からとる栄養素、つまりビタミン、ミネラル、プロテイン、コラーゲンなど体作りの基礎となる成分を抽出したもの。食事からの栄養素が足りていれば必要ないが、足りている現代人は少ない。 『ヘルス』は、体に有用な働きを持つ食品の自然成分を抽出せずに利用するもの。 『オプショナル』は、体に有用な働きを持つハーブや漢方に含まれている天然の化学物質を利用するものである。 1つの視点として、素材が食材であるか否か、という分け方もある。 もう1つの視点として私たちの体を作り養っている成分であるか否かという見方である。 加えて、合成か天然かという線引きもある。 これを基に日常的に摂取するものか、時と場合と人によって取り分けるのか考えれば、それほど大きな誤差は生じないはずだ。

最近、いろいろなサプリメントが出ていますが、その効果や使用方法について掲載します。

【サプリメントの定義】

『サプリメント』とは、英語で『補う』の意。私たちの食生活で不足するとビタミンなどを補うためのものが、『サプリメント』なのです。ですから近い意味で捉えると厚生労働省から健康に良いと太鼓判を押されている『特定保健用食品』や、JHFAマークのついた健康食品などもサプリメントとして考えることが可能です。 つまり、サプリメントとは、ビタミンやミネラル、その他の有用な食物成分などを主成分とした『栄養補助食品』をさしています。

【サプリメントが効力を発揮する条件】

● 飲むタイミング、飲みだめはできるのか 1日24時間サイクルで稼動しています私たちの身体には、常にビタミンを供給するのがベストですが、寝ている間でももちろん同様なんです。私たちは意識はありませんが、身体は動いています。ですが、ビタミンには水溶性・脂溶性の2種類があります。それぞれ水溶性なら水分、脂溶性なら脂肪分がなければ役立つことができません。ですから毎食後すぐに摂るのがバスとなタイミングです。 なぜかといいますと、「食前」では後から食べた食物に押し流されて、十分吸収されずに排出されてしまう可能性が高いからです。もし朝食を食べないということでしたら、朝食の際に飲む必要はありません。ほぼ意味がないのです。その場合は、「昼食」と「夕食」の時に飲むと良いでしょう。 飲みだめは、自分で「これはビタミンC以外の水溶性ビタミンだから、尿に排出される。たくさん飲んでも大丈夫」「これは脂溶性ビタミンだから、飲みだめはダメ、でもビタミンEは大丈夫」などと知識がしっかりついてから、しかも計算機片手に摂取量を計算しながらであれば大丈夫でしょうが、できれば止めた方が良いでしょう。ビタミンによっては過剰症の心配がありますし、先ほどいったように「1日24時間、均等に」が基本です。

● 何で飲むか “カフェインと飲む” カフェインは、ビタミンC、亜鉛、カリウム、イシノトール、鉄などを奪います。もちろん、これを多量摂取の場合に多大な影響が出るものですが、実は私たちは、自分でどれだけ多量のカフェインを摂っているかあまり自覚していないのです。なぜなら、カフェインが含有されている飲み物はコーヒーだけではないのです。コカ・コーラとそれに類するもの、紅茶、緑茶、ココアもカフェインを含んでいます。 さらに、コーヒー、紅茶、緑茶に含有されている『タンニン』も、鉄分の吸収を妨げる働きをします。ただし、ハーブティーは何ら問題がないとされています。 “アルコール類と飲む”アルコール類はサプリメントの被膜やカプセルを溶かしてしまう働きがあります。被膜やカプセルという加工は「飲みやすい」というだけでなく、「胃で溶けても吸収されない」有効成分を「腸で溶ける」よう時間をずらす意味もあり施してあるのです。飲酒によって無意味な場所で溶けてしまっては、効果は期待できませんからアルコールで飲むのは止めた方がよいでしょう。

症状で選ぶサプリメント

肌を美しく

メカニズム
皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下脂肪の3層から成る。普通「肌」と呼んでいるのは、表皮と真皮の部分である。 表皮はさらに4層に分かれており、一番下の基底層では、絶えず新しい細胞が作られている。細胞は上部にいくにつれて姿を変え、表面では角質細胞となる。そして最後に、表面から少しずつはがれ落ちていく。こうして皮膚細胞は、通常28日周期で生まれ変わっていく。 ところが、角質層に古い細胞が居座っていると、皮膚が固くカサカサになる。また基底層では、色素細胞が紫外線の刺激を受けると過剰にメラニン色素を作って紫外線を吸収しようとする。角質層での皮膚細胞の代謝が悪いと、メラニン色素の排出が滞ってしまい、シミの原因となる。 美しい肌のバロメーターとなるのは、真皮にあるコラーゲン(膠原線維を構成しているタンパク)とエラスチン(弾力線維を構成しているタンパク)の状態。線維細胞は年齢とともに少なくなるため、コラーゲンやエラスチンも減少していく。その結果、肌のうるおいが失われ、小ジワができやすくなる。また、表皮細胞の代謝サイクルは女性ホルモンが不安定になると遅れる。妊娠中や更年期にシミができやすくなるのはこのためだ。メラニン代謝は日光によって活性化される。日焼けしすぎるとメラニン色素が過剰に産生されてシミになるので、年齢を問わず、紫外線を防ぐことが大切だ。
解消・予防のためのアドバイス
 肌のうるおいは細胞と細胞をつなぎ、肌の弾力とみずみずしさを保つコラーゲンを作ることで保たれる。ビタミンC、タンパク質、ビタミンP(フラボノイド化合物)が効果的。 乾燥から肌の角質化するのを防ぐにはビタミンA(β-カロテン)を。肌の老化につながるフリーラジカル対策には、抗酸化作用のあるコエンザイムQ10やビタミンB群、松樹皮ポリフェノールを。ビタミンEやCと一緒に摂ると、さらに効果的に働く。 閉経後の女性は、女性ホルモン(エストロゲン)も著効。コラーゲンやヒアルロン酸には水分を戻す働きがある。

ビタミンC
万病のもととなるウイルスやストレス退治、肌の悩みにも

なぜ体にいいのか
 そもそもビタミンとは、体の働きを助け、整えるのに欠かせない、クルマでいうエンジンオイルのようなものである。高性能の新車に十分なガソリンを積んでも、エンジンオイルがなければ能力を発揮できないばかりか、エンジンやクルマ自体の故障も招く。これと同じで、人間の体がクルマ本体やエンジンとすると、糖質、タンパク質、脂質の三大栄養素がガソリンに相当し、ビタミン類とミネラルが、エンジンオイルの役割を果たすのだ。
 その中で、ビタミンCは細胞間のコラーゲン生成と保持に関わっている。不足すると血管や粘膜、皮膚などの細胞間の結合がゆるみ、出血しやすくなったり、肌がハリを失うなどの症状が現れる。これらに対して、ビタミンCはウイルスの核酸を破壊し、ウイルスそのものを攻撃する「インターフェロン」の生産を促し免疫力を高めてくれる。インターフェロンはガンやウイルス性肝炎の特効薬でもある。
 ほかにも、抗酸化作用によってコレステロールなどの酸化を防ぎ、老化を遅らせる。貧血によいとされるのは、鉄分の吸収を高める作用によるものだ。抗ストレスホルモンといわれる副腎皮質ホルモンの生成に関わるので、ストレスに負けない体もつくる。
ここに注意
体内に蓄積できないので不足しがちだが、摂りすぎると下痢、嘔吐、頻尿になることがある。過剰症というより一過性の症状だが、量を増やす場合は慎重に少しずつ、がよい。
摂取方法について
 柑橘類のほか、パイナップル、イチゴ、キウイなどのフルーツ、ブロッコリーやピーマンにも豊富に含まれる。1日の望ましい摂取量は2000〜3000mg。摂取後2〜3時間で排泄されるので、摂取回数を多めに、1日複数回に分けて摂るといい。喫煙量の多い人は、所要量の2〜3倍を目安にサプリメントでの補給がおすすめ。ビタミンEと一緒に摂ると、抗酸化作用が高まりガン予防の効果も期待できる。これは、水溶性のビタミンCと脂溶性のビタミンEがそれぞれ働いてくれるためだ。

このほかにもいろんな情報が満載です。
NPO日本サプリメント協会(http://www.j-sup.com/)
へアクセスしてください

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ビタミンA(β-カロテン)
目・肌・器管など幅広い範囲に影響力を発揮

なぜ体にいいのか
ビタミンAは動物性食品にはレチノール、植物性食品にはカロテンという形で含まれている物質である。カロテンは野菜や果物に含まれる、黄色やオレンジ色の色素。野菜や果物に含まれるβ-カロテンがその代表だ。体内に入ると腸で吸収され、ビタミンAに変わることから、ビタミンAになる前の物質=プロビタミンAとも呼ばれている。  ビタミンAは粘膜を丈夫にし、皮膚や髪、歯茎の健康を保ち、視力を正常に保ってくれる。免疫力を正常化し、強い骨を作る助けとなり、成長を促進させるなどの働きがある。病気の回復を助ける上でも重要なビタミンといわれている。
 また、カロテンには体の各器官が酸化するのを防止する抗酸化作用がある。つまり、活性酸素を除去し、細胞膜が傷つけられるのを防いでくれるのだ。このことからガンの抑制や予防、心臓病の予防、コレステロール値の低減に効果があるという点で注目されている。
 さらに、ビタミンB、E、D、カルシウム、リン、亜鉛は、ビタミンAが十分でないとその効果が発揮されない。栄養素の潤滑油としても、ビタミンAを摂取する必要性は高い。
ここに注意
動物性のレチノールは体内に入ると、そのままビタミンAとして肝臓に蓄積される。効果は早いが、過剰摂取すると急性中毒症や慢性的な過剰症を起こし、疲労感、吐き気、下痢、睡眠障害、食欲不振、肌荒れ、抜け毛などといった悪影響があるとされている。逆に植物性のカロテンは、必要なぶんだけがビタミンAに変化するため、いくら摂取しても大丈夫だ。
摂取方法について
ビタミンAが不足すると、夜盲症、角膜乾燥症、角膜軟化症、皮膚乾燥、にきび、発育期では成長停止・知能障害などの欠乏症が現れることもある。成長期の子供や疲れやすい人には特に必要な成分だ。
 摂取のバランスとしては、レチノールとカロテンが1:1になるようにしたい。レチノールは脂溶性なので油脂と一緒に摂ると吸収が高まる。カロテンも油に溶けるので、脂肪のある食品をあわせて摂取すると、より高い効果が期待できる。

コエンザイムQ10
活力を保つために必要なエネルギー生産を助ける

なぜ体にいいのか
 コエンザイムQ10は、エネルギーを生産する際に欠かせない補酵素。もともと体内でも作られるのだが、歳をとるにつれて合成されにくくなる。不足してくるとエネルギー生成力が弱まって、肌の老化や免疫力低下、また疲れやすい、肩こり、冷え性などの症状に現れてくる。
 臓器や筋肉が働くためにはエネルギーが必要になるが、エネルギーを生み出すもとになるのがATP(アデノシン三リン酸)という物質だ。血糖や脂肪酸からATPを生成するときに、コエンザイムQ10が重要な役割を担っている。さらに、抗酸化力、免疫機能の強化、心臓機能の維持にも働く栄養素だ。例えば血管内のLDLコレステロールが悪玉の「酸化LDL」に変わるのを抑えるので、動脈硬化などの予防にも効果があるし、細胞のエネルギーを生成しやすくするので、疲労回復や加齢に伴う肌のトラブルの修復にも効果が期待できる。さらに、飲み続けると心肺機能が向上したり筋肉の修復がスムーズに行われることなどから、運動をする人に適した栄養素ともいわれている。  コエンザイムQ10は、以前からうっ血性心疾患などの治療薬として使われていたもので、2001年4月の食薬区分改正によって、サプリメントに使用できるようになった成分。別名ビタミンQ、ユビキノンともいわれる。ユビキノンは「ubiquitous(ユビキタス=至るところに存在する)」という言葉から付けられたもので、あらゆる細胞に存在していることを意味している。特に生まれてから一生働き続ける心臓での含量が高い。
摂取方法について
コエンザイムQ10は、加齢だけでなく、ストレス、偏った食事などでも不足しがちな栄養素。牛肉、豚肉、レバーなどの肉類、かつおやいわし、さばなどの青背の魚類には比較的多く含まれるが、食物だけで完全に補給するのは難しい。サプリメントで効果的に摂りたい。摂取量の目安は、1日60〜100mgだが、さらに高濃度の摂取でも副作用がないという報告もある。
 また、ビタミンEの抗酸化力やビタミンB6の免疫増強作用を補強する働きもある。

ビタミンB2
栄養素の代謝を助ける美容のビタミン

なぜ体にいいのか
 ビタミンB群本来の大きな特徴ともいえる、補酵素としての働きが特に明確なのが、ビタミンB2。成長に欠かせないエネルギーの代謝や、多くの栄養素の代謝に関係しているフラビン酵素の補酵素として、重要な働きをしてくれる。
 糖質やタンパク質の代謝と脂肪の分解・合成にも関わるので、脂肪の摂取量に比例してビタミンB2の必要量も増えてくる。
 また美容のビタミンとも呼ばれ、皮膚や粘膜を保護し、肌・爪・髪の発育や体全体の抵抗力を強め、成長と生殖を助ける働きをもつ。ビタミンB2が不足すると、脂っぽい肌になったり脂漏性湿疹(しろうせいしっしん)ができてしまったりする。さらに欠乏すると、舌に熱や痛みを伴う舌炎、唇が赤く腫れる口唇炎、眼精疲労、白内障、生殖器の炎症などの症状が現れてくる。そして極めつきは、成長が停止してしまうこと。
 このため、口や目鼻、生殖器などの粘膜の健康が気になる人、そして妊娠中の女性や成長期の子どもは、日頃から積極的に摂取してほしいビタミンだ。
ここに注意
過剰摂取によって、まれに引き起こされる症状には、かゆみ、しびれ、焼灼感、ちくちくとした痛みなどが挙げられる。また、抗腫瘍薬(抗ガン剤)を飲用している場合、ビタミンB2を多量に摂取すると、薬の効果が軽減するので注意したい。
 しかしほかのビタミンB群と同様、余分に摂取した量は排泄されてしまうため、尿が黄色くなるくらいで特に危険はないと思ってよい。体内にためておくことができないので、常に補充する必要がある。
摂取方法について
どのビタミン、ミネラルにもいえることだが、偏ることが一番の問題。特に偏食の栄養補強として摂取するなら、チーズなどの乳製品、肉類、卵、納豆、どれも嫌いという人におすすめ。  また潰瘍や糖尿病で、長期の食事制限をしている人はビタミンB2不足の可能性が大。是非摂取してほしい。
 効力を最大限に発揮させるには、同時にビタミンB6、Cを摂取するよう心がけること。多くの栄養素の代謝を助け、美肌を作るビタミンB2の、効果的な働きが期待できるだろう。

ビタミンB6
脳・神経・皮膚などを正常に保つ女性の味方

なぜ体にいいのか
ビタミンB6は、体を作る基本物質であるタンパク質の代謝に不可欠な存在だ。そのほかに、大脳の刺激伝達物質の生成、神経の刺激伝達のアミノ酸の生成のためにも必要とされる。ビタミンB群全般にいえることだが、それ自体には栄養もなければカロリーもない。つまりビタミンB6は、エネルギーを効率よく生み出すためになくてはならない物質なのである。
 免疫力をアップさせる働きもあるためアレルギーに強くなる、また、月経前の女性特有の体のだるさや頭痛などの月経前症候群を軽減してくれる働きがある。
 ビタミンB6が不足すると、貧血、動脈硬化、脂漏性湿疹、口内炎、舌炎を招くといわれている。またB6に限らず、B群が不足すると湿疹ができやすい。
 また、妊娠するとキサンツレン酸が多く排泄されるため、妊娠中毒症やつわりを引き起こす原因となる。このキサンツレン酸は、ある種のアミノ酸代謝の異常から増加する。この代謝異常はビタミンB6不足により発生するといわれているのだ。
 したがって、つわりがひどい場合だけでなく、妊娠中は通常(女性は1日に1.2mg)の6倍のビタミンB6を摂取したい。また、ビタミンB6は脂肪の代謝にも関わっているため、肉や魚などの動物性タンパク質や脂肪を含む食品を多く好んで食べる人も、ビタミンB6の摂取を多くしなければならない。
ここに注意
 神経障害の予防をしてくれるビタミンB6だが、過剰摂取すると神経系の障害を引き起こす可能性がある。摂りすぎの症状としては、安眠できない、夢を思い出せないなどが挙げられる。
摂取方法について
 相互に関わり合って働くのがビタミンB群の特徴。例えばビタミンB6が活性型に変わるときにはビタミンB2が必要になってくる。またアミノ酸のひとつ、トリプトファンからナイアシンが合成されるときには、ビタミンB6が必要になってくる。つまり、B2の欠乏はB6の欠乏を、B6の欠乏はB2の欠乏を促してしまうのだ。
 B2のほかに、ビタミンB1、C、マグネシウムと一緒に摂取すると、よりいっそう高い効果が期待できる。

葉酸
細胞分化やDNA合成に作用。心臓発作やガンの予防にも

なぜ体にいいのか
 葉酸はビタミンB群の水溶性ビタミンで、体内のさまざまな反応に関わる成分である。約20種類の酵素と協力してDNAの合成や細胞分化に作用するので、細胞分化の盛んな胎児や乳幼児には欠かせない。脳や脊髄の先天異常や発育不全も防ぐため、特に妊娠初期の女性は積極的に摂りたいものだ。アメリカ政府や、日本の厚生労働省も、妊娠を希望するすべての女性に対し1日400μgの摂取をすすめている。  葉酸が効果的なのは女性にとってだけではないことが、さまざまな医学研究からわかってきている。例えばガンの予防作用。葉酸は肺ガンや直腸ガン、子宮頸ガンの予防に役立つとされ、喫煙や避妊薬の使用、出産など子宮頸ガンのリスクをもつ女性のガン発生率を14年にわたって調べたところ、葉酸の投与で発生率が2分の1から5分の1に低下したというデータがある(アラバマ大学)。
 また、葉酸およびビタミンB群と心臓発作との関係では、5つに分けられた被験者グループのうち、葉酸をもっとも多く摂ったグループの心臓発作の発症率は、もっとも少ないグループより31%低かったという(ハーバード大学)。これは、葉酸には血液中に蓄積するホモシステインを減少させる働きがあるため。ホモシステインは動脈を攻撃し血管を傷つけるが、葉酸を摂ることで、このホモシステインが減少して心臓病や脳卒中を予防できると考えられる。
 興味深いのは、葉酸とビタミンB12を多く摂る一方でアルコール飲料を1日1杯程度飲んだ場合、心臓発作の危険性が75%も低下したというデータである。ただしこの場合、アルコールはあくまで適量。飲みすぎは禁物だ。
摂取方法について
 葉酸は枝豆、ソラ豆、白インゲン豆やウズラ豆、アスパラガス、ホウレン草、ブロッコリー、オクラ、芽キャベツなどに多く含まれる。
 1日に摂りたい目安は400μgで、上限が1mg。これは、朝食にオレンジジュースを250p、シリアル1カップ強を摂れば半分確保できる。また妊婦の場合、食事だけでは不足しがちなのでサプリメントからの摂取が勧められている。

ビオチン
肌と髪を健康に保つためのビタミン

なぜ体にいいのか
ビオチンは皮膚炎を治す実験から発見されたビタミン。ビタミンHとも呼ばれ、これはドイツ語で皮膚をあらわす「Haut」の頭文字をとって付けられた。食べ物に含まれるビオチンはタンパク質と結合しているためそのままでは吸収されないが、酵素によってタンパク質から分離されると吸収される。また、腸内細菌によって合成、吸収されているビタミンでもある。
 体内では、ブドウ糖がエネルギーに変わるときに生じる乳酸が再度ブドウ糖に戻る糖新生という反応を助けたり、脂肪酸合成、アミノ酸代謝などにかかわっている。細胞の成長やDNA合成を助け、血糖値の維持、毛髪・皮膚の健康維持、貧血予防にも効果がある。ビオチンが不足すると、疲労感や食欲不振、湿疹、髪が抜ける、白髪になるといった症状があらわれる。微量でも毎日摂ることが大切なビタミンだ。
 最近はアトピー性皮膚炎に対する効果が注目されている。体内にアレルゲンが侵入すると、ヒスタミンなどの化学物質が放出され、このヒスタミンが皮膚の炎症を引き起こしてしまう。ビオチンはこのヒスタミンの元になるヒスチジンを体外に排泄する作用があり、アトピー性皮膚炎の原因を減少させると考えられている。
 糖尿病に関しても、血糖値が高い患者ほど血液中のビオチン濃度が低く、ビオチンを補給することで改善が見られたという報告もある。
ここに注意
生の卵白に含まれるアビジンは、胃のなかでビオチンと結合してしまい、ビオチンの吸収を阻害してしまう。ただし卵焼き、目玉焼きなど加熱すると、卵白内のアビジンは破壊される。
摂取方法について
ビオチンを多く含むものは、レバーやいわし、大豆、とうもろこし、たまねぎなど。1日の摂取量の目安は30μgだが、多くの食品に含まれるうえ、腸内細菌によって合成されるビタミンなので、普段の食生活で不足することはない。しかし抗生物質を長期間服用したり下痢が続いたりすると、腸内細菌が極端に減少する可能性がある。その場合は、意識的に摂るといいだろう。ビオチン30μgは、カリフラワーで約半個分、大豆で4分の1カップ分だ。

ビタミンE
抗酸化作用が老化を防ぎ、若さを保ってくれる

なぜ体にいいのか
人体の中でもっとも酸化の危険にさらされているのが、生体膜や細胞の不飽和脂肪酸。これらが酸化し、過酸化脂質が増えると、体の機能が低下し、老化現象が起きたり、異常細胞を作って病気を引き起こしたりという原因になる。このような事態になる前にビタミンEは各細胞に働きかけ、酸化を防いでくれる。
 血中の過酸化脂質の量は40歳を過ぎると急に増加するので、40歳以上の人はしっかりビタミンEを摂取するようおすすめしたい。
 また、ビタミンEには血管を健康に保つという働きもある。血中のコレステロールが酸化し、変性したものが血管の壁にはりつき、血液の流れがスムーズでなくなるのが動脈硬化。ビタミンEはその抗酸化作用で血管の健康を保ち、血液をサラサラにして血管内を流れやすくする。さらに悪玉コレステロールを運び出して血管の中を掃除したり、善玉コレステロールを増やす働きももっている。
 ビタミンEは女性には力強い味方のビタミン。女性ホルモンと男性ホルモンなどのステロイドホルモンの代謝に大きく関わるため、不妊治療に排卵誘発剤と併用すると、妊娠率が上がるなどの報告もあるほど。これは、胎盤の中に特別タンパク質ができることで妊娠するのだが、ビタミンEがこのタンパク質の生成を促進しているからだと考えられている。また更年期には体内のビタミンEの濃度がダウンするため、この時期に摂取しておくと更年期障害が楽になる。
 男性もビタミンEの投与により、精子の数の増加、精力減退防止などに効能があるといわれている。
 さらに最近では、ビタミンEを大量に投与することでアルツハイマーの進行を抑えるという研究結果も発表されている。
 末梢の毛細血管の流れをスムーズにすることや、新陳代謝を活発にさせることもビタミンEの特性。冷え性や肩こりの人、また肌のトラブルに悩んでいる人に、おすすめしたいサプリメントである。最近ではビタミンE入りの化粧品も多く出回っている。
摂取方法について
ビタミンEサプリメントは天然型(d-α-トコフェロール酢酸エステル)と天然(d-α-トコフェロール表示)に分類され、体内への効能や吸収は天然型が優れている。

松樹皮(フランス海岸松樹皮)
抗酸化力で身体を守り、シミ、しわにも効く

なぜ体にいいのか
 松樹皮エキスの原料としてよく知られているのがフランス海岸松。フランス南西部の大西洋沿岸だけに生育する松だ。1年のうちのほとんどが晴天という気候のもとで強い紫外線にさらされるため、自身を守るために樹皮に多くの抗酸化物質をもつようになったと考えられている。
 この樹皮からの抽出物に含まれるフラボノイドが、抗酸化作用を発揮するとして注目されている。抽出物は、ピクノジェノール、フラバジェノールなどの商品名で流通している。
 フラボノイドは一定の化学構造をもつ成分の総称で、主に野菜や植物から多く発見されており、抗酸化作用があることが知られている。松樹皮に含まれるフラボノイドの中でも注目されるのがプロアントシアニジンという成分だ。
 プロアントシアニジン自体は無色だが、酵素反応によってアントシアニンになると赤色を発色する。
 プロアントシアニジンは抗酸化物質として注目されており、ある研究では、プロアントシアニジンの抗酸化作用はビタミンEの50倍、ビタミンCの20倍という結果も出ている。
 活性酸素は、私たちの身体がエネルギーを作る過程で発生するものだが、紫外線やタバコの煙、過度のストレスなどによって活性酸素の発生をさらに促してしまう結果になっている。また活性酸素は、血管内のLDLコレステロールを悪玉の「酸化LDL」に変え、血管壁にたまる原因を作るなど、動脈硬化やガン、心臓病、脳卒中、高血圧など生活習慣病の一因にもなる。
 またフランス海岸松エキスは、最近の研究から、月経困難症、生理痛、子宮内膜症、更年期障害など女性特有の症状を改善する働きをもつことも報告されている。さらに紫外線から皮膚を保護し、シミやしわ、そばかすの発生を抑える効果もある。
摂取方法について
 1日の摂取量の目安は、体重1kgあたり1mgといわれる。副作用はほとんどみられないが、松に対するアレルギーがある場合、ごくまれに発疹などの症状があらわれることもある。

プロテイン(乳清タンパク、大豆タンパク)
身体をつくる必要不可欠の栄養素

なぜ体にいいのか
 プロテインとは、タンパク質のこと。アミノ酸が結合してできるもので、20種類以上のアミノ酸の結合によって性質の違うタンパク質が無数に作られる。身体を構成する栄養素として必要不可欠のもので、不足してくると体力やスタミナがなくなったり脳の働きも鈍ってくるし、成長障害、貧血などの症状が出てくる。
 プロテインには動物性と植物性のものがあるが、動物性のプロテインを含むものには、卵、肉類、牛乳などが挙げられる。最近注目されているのが乳清タンパクで、これは牛乳からチーズを作り出すときにできるタンパク質だ。ラクトクロブリン、ラクトアルブミン、ラクトフェリンが主成分で、必須アミノ酸をすべて含んでいる。低脂肪で吸収率も非常によい。
 乳清タンパクは免疫機能の強化にすぐれ、サルモネラ菌などからの感染に強い抵抗力を持つことが知られている。また、細胞に存在するグルタチオンという抗酸化物質を増加させる作用もある。さらに乳清タンパクに含まれるラクトフェリンが腸内の悪玉菌を減らすので、大腸ガンを予防する効果も期待されている。
 植物性のプロテインの代表は大豆。含硫アミノ酸は少ないが必須アミノ酸をほぼ含む優秀なタンパク質だ。免疫力の維持に効果を発揮するアルギニンを多く含むほか、血液中のコレステロールを下げて動脈硬化を防ぐレシチンという脂質も含んでいる。
摂取方法について
プロテインの一日の摂取量の目安は、体重1㎏に対して1〜1.2g。50㎏なら50〜60gになる。動物性プロテインと植物性プロテインを半々で摂取するのが理想的だ。
 乳清タンパクは「ホエイ」という名称で、運動をする人のサプリメントとしても使われている。運動と併用してプロテインを摂る場合は、運動の1〜2時間前、また運動後1時間くらいの摂取が効率的だといわれる。運動前は、運動中のタンパク質不足を補うために、また運動後1時間くらいは、筋肉を作るための「成長ホルモン」が分泌されているからだ。ただし、体内で余ったプロテインは体脂肪として蓄えられたり、腎臓に負担をかけることにもなるので、サプリメントとして摂取する場合は摂りすぎに注意しよう。

【ダイエット】

メカニズム
 人間の生命活動を支えている運動エネルギーの源は、脂肪や糖質である。だが、エネルギーとして消費されずに余った脂肪や糖質は、脂肪細胞に脂肪として取り込まれる。これが肥満の原因だ。 肥満はさまざまな生活習慣病の原因となるため、適正な体重を維持するためのダイエットは健康の基本である。しかし、無理な減量や危険な薬を用いたダイエットは健康を害する危険がある。過去には、中国から輸入されたハーブ類を原料とする痩身用健康食品の服用後に、肝機能障害が発生し、死亡者も出て問題となった。それらの健康食品の中には「甲状腺ホルモン」や「フェンフルラミン」という医薬品が含まれていた。このような作用の強い医薬品は体を蝕むことになり、安易に手を出すのは問題だ。
解消・予防のためのアドバイス
健康的なダイエットには、運動とバランスのよい食事が欠かせない。食事の基本バランスは、・精製していない穀類、豆類 錙野菜、果物 錢魚介類 錚体によい脂肪類の順に多く摂る。まずオメガ3系(α-リノレン酸、EPA・DHA)、オメガ6系(リノール酸、γ-リノレン酸)の順で。 これは日本型の食事で、・の摂取量が最も多く、錙錢錚の順で少なくなる“ピラミッド”型になるのが望ましい。 やみくもに食事制限すると、体重は減るものの、栄養失調をも招くことにもなる。ダイエット時は体に必要なビタミンやミネラルを補給することが大切で、食事だけで補えないときはマルチビタミン・ミネラルのサプリメントを活用しよう。 この基本を押さえたうえで、ダイエットサプリメントの活用を考えること。次のような種類がある。脂肪吸収を抑制:キチン・キトサンなど。糖質吸収を抑制:サラシア、ギムネマ・シルベスタ、白インゲン豆、小麦アルブミン、メリロートなど。体脂肪の燃焼を促進:CLA(異性化リノール酸)など。体脂肪の合成を阻害:ガルシニアなど。インスリンの働きを助け、糖のエネルギー代謝を促進:クロム、カイアポイモなど。食欲を抑制:テアニンなど。また、代謝が落ちている人はコエンザイムQ10もおすすめだ。

キチン・キトサン
血圧、血中コレステロール値を抑え、免疫力を高める

なぜ体にいいのか
 キチンはカニの甲羅などに含まれている水にも酸にも溶けない動物性の食物繊維。これを化学処理したものが、キトサンである。キトサンになると、水には溶けないが酢や胃酸には溶けるようになる。化学処理の際、どうしてもキチンが残り、キチンとキトサンが混じった状態になるため、キチン・キトサンと2つの物質名を重ねて呼ぶが、人体に有効な働きをするのは、主にキトサンである。
 キトサンはアミノ基というものをもっている。これは、食物繊維の中ではキトサンだけの特徴だ。このアミノ基には有害物質を吸着する作用があり、例えば高血圧の原因となる塩素を腸管内で吸着して体外へ排泄する。そうすると血圧への影響がなくなるため、降圧効果が得られるという。同様に、コレステロールから作られる胆汁酸を吸着して排泄してくれる。すると胆汁酸を作るためにコレステロールが肝臓に運ばれるので、血中のコレステロールが低下するというしくみだ。
 このほか、ラットの実験やヒトへの投与で、キトサンはマクロファージを活性化させる、コレステロール値を下げる、ビフィズス菌を育成促進する、抗菌作用がある、といった効果も認められている。
 マクロファージは免疫に大きくかかわる細胞で、生体内に侵入した異物を消化する。したがって、マクロファージが活性化するということは免疫力が高まるということ。病気にかかりにくくなるし、体本来の力で治癒できるようになる。
 最近の研究で特筆すべきは、キトサンが体内に残存するダイオキシンの排泄に深く関与しているらしいということ、そして人体に対して毒性の強い重金属を体外に排出する働きをもっているらしいことだ。ますます劣悪な環境で生きていかねばならない現代人には聞き逃せない。
ここに注意
キトサンは食物繊維なので摂りはじめは下痢や便秘になることがある。またまれに吐き気・腹痛を起こし、さらに湿疹や眠気、倦怠感など、体質に合わない場合もある。このような症状が出たら摂取を控え、状況に応じて医師に相談してほしい。

ギムネマ・シルベスタ
糖分の吸収を制御し、糖尿病や肥満を改善する

なぜ体にいいのか
 ギムネマ・シルベスタは、インド南部や熱帯アフリカなどに自生するガガイモ科のツル性植物。ヒンディ語で「グルマール」、つまり「砂糖を壊すもの」という意味である。ギムネマ・シルベスタの葉を噛むと、舌の甘味を感ずる部分に作用して、甘味だけを感じなくなってしまうという不思議な特徴から、この名がある。
 インドでは2000年以上も昔から糖尿病の治療薬として珍重され、19世紀半ばからイギリスを中心に、その人体への効果について科学的な研究が進み、しだいに栄養学上のメカニズムがわかってきている。
ギムネマ・シルベスタの葉に含まれる有効成分の主役が「ギムネマ酸」だ。主に小腸の中でブドウ糖の吸収を抑制する効果を発揮する。  糖が吸収されると血糖値が上がり、そうするとインスリンが大量に分泌される。インスリンは糖を脂肪として溜める作用もするので、肥満にもなりやすくなるのだ。ギムネマ酸を摂れば食事によって糖分を摂っても吸収が抑制されるため、血糖値の上昇が抑えられ、インスリンの分泌も抑えられる。
 その上、舌の甘味を感じる受容体と結合してしまうため、甘いものを食べても甘味を感じにくくなる作用がある。例えばケーキなども味気なく感じて食べる気がなくなるという効果もある。
 こうして血糖値の低減とカロリー制限が同時に行えることで、糖尿病の改善、肥満予防、ダイエットなどに有効とされているのである。  このほかにも便通をよくする効果もある。
ここに注意
血糖値を必要以上に下げる作用はないので、大量に摂取しても低血糖による昏睡などの状態にいたる危険性はないと考えられているが、適量は必ず守ろう。
摂取方法について
糖尿病で血糖値をコントロールしたい人、食べすぎでダイエットしたい人のために、ギムネマ・シルベスタの葉の乾燥品やお茶、抽出エキスを配合したサプリメントが市販されている。
 ギムネマ茶の場合、お湯1rにティーバッグ1包を入れ、弱火で5分間ほど煮出す。これを食事の直前に飲み、食事はゆっくりと摂ればより効果的だろう

ガルシニア・カンボジア
体内の脂肪の合成を阻害し無理なくダイエット

なぜ体にいいのか
ガルシニア・カンボジアは、インドやスリランカなど多雨地帯に自生するオトギリソウ科の果樹で、別名をゴラカまたはタマリンドという。果実はオレンジほどの大きさで酸味があり、古くからカレーのスパイスや民間薬として利用されてきた。
 ガルシニア・カンボジアはその抗肥満効果が注目され、数十年前から研究が進められてきた。そして有効成分とその仕組みが徐々に明らかになってきて、今ではダイエット食品に利用されるようになっている。
 ガルシニア・カンボジアの主な有効成分は、果実の皮に含まれているヒドロキシクエン酸である。ヒドロキシクエン酸の主な働きは、脂肪の合成を阻害することだ。
 食事によって糖質を摂るとブドウ糖に分解され、筋肉に運ばれてエネルギーに変わる。しかし、エネルギー摂取量が消費量を上回る場合には、余分なブドウ糖がグリコーゲンに変換されて貯えられる。それでも余ったブドウ糖は脂肪に変換され、体脂肪として蓄積されてしまう。これが肥満の原因である。
 そこで食前にガルシニアを摂っておくと、ブドウ糖が脂肪に変換される働きを阻害して、エネルギーとして利用しやすいグリコーゲンに変わるよう促してくれるので、肥満が予防できるというわけだ。
 また満腹中枢を刺激し空腹感を感じにくくなり、自然に食事の量が減っていく。アメリカでの事例として体重が203kgから90kg減、91kgから21kg減などのケースも報じられた。
 さらに副作用の心配もなく、ダイエットにありがちなリバウンド現象も起きにくいとされている。
 ガルシニア・カンボジアはアメリカでブームとなったダイエット・サプリメントだが、日本でもポピュラーになっている。
 サプリメントとしては、果実から抽出したガルシニアエキスまたはヒドロキシクエン酸に、他の素材を配合して製品化されているケースが多い。成分表示ではヒドロキシクエン酸が「HCA」と表記されることが多いことも覚えておこう。
摂取方法について
 1日の摂取量の目安はHCAで250〜1000mg。食前30分くらいの服用が効果的だといわれている。

むくみやすい

メカニズム
体内の水分は、細胞内、血液中、細胞間隙(かんげき)にバランスよく分布し、栄養や酸素を体に運んだり、老廃物を排出するなど重要な役割を担っている。しかし、何らかの理由でそのバランスが崩れ、細胞間隙に余分な水分がたまってしまうと、むくみ(浮腫)が起こる。 むくみには、全身性浮腫と局所性浮腫がある。全身性浮腫は、うっ血性心不全など心臓の病気による全身の血液循環機能の低下、腎炎やネフローゼ症候群、肝硬変などによる血中のアルブミン減少、甲状腺の機能異常、貧血などが原因で生じる。妊娠中毒症も全身性浮腫が起こる病気である。 局所性浮腫は、血管や骨盤内の病気が原因で生じる。 女性は男性よりも、むくみやすい。筋肉量が少なくて血管も細いため、下肢から心臓へと血液を送り返す力が弱いからだ。月経前に決まってむくむ人もいる。これは、排卵から月経までの黄体期には、黄体ホルモンの影響で体内に水分を抱えこみやすくなるからだ。更年期の症状として、むくみを訴える人もいる。また、原因がはっきりしない突発性浮腫は女性に多くみられる。 一晩寝れば解消するむくみは、一過性のもの。セルフケアで対処できる。しかし、むくみが1週間以上続いたり、尿量が減る、血尿がある、体重が急激に増えたときなどは病気が疑われるので早めに受診を。
解消・予防のためのアドバイス
むくみは、極端なダイエット、タンパク質不足の食事、塩分過多でも起こり得るので、食生活を見直すことが大切だ。筋肉を鍛えたり、ウォーキングや水泳などで血液やリンパの流れを促進するのも効果的。冷暖房過剰の暮らしをやめ、体温調節機能を正常にさせることも大切だ。足のマッサージ、半身浴も血流促進効果がある。ストレスや疲労はむくみを悪化させるので、十分な休養も必要だ。 余分な水分を排出するのはカリウム。バナナ、キュウリ、リンゴなどに多く含まれる。ハーブのフェンネル、イラクサ(ネトル)、西洋タンポポにも利尿作用がある。また、マメ科のハーブであるメリロートには静脈循環の改善効果が認められている。心臓機能を高めて血流を改善するコエンザイムQ10もおすすめだ。
その他ミネラル類(カリウム、ヨード、モリブデン、銅、マンガン)体の潤滑剤としてさまざまな働きに作用する
なぜ体にいいのか
●カリウム
  ナトリウムの排泄を促進し血圧を下げる作用がある。塩分(ナトリウム)過多の食事で高血圧気味の人は、特に摂取を心がけたい。筋肉の収縮運動の調整も行うため、不足すると疲れやすくなる。
●ヨード
  ヨウ素ともいい、甲状腺ホルモンの生成に不可欠なミネラルだ。血中コレステロール値を下げる働きがあるとの実験結果もあり、動脈硬化の予防効果が期待されている。体脂肪の燃焼を促す働きもあるので、ダイエットにも有効だ。
●モリブデン
  酸化酵素に不可欠なミネラル。糖質や脂質の代謝を助ける働きがある。銅と相反して働くので、過剰摂取は銅の排出を促して銅欠乏症を引き起こす。そうすると、鉄がヘモグロビンに取り込まれなくなって貧血になってしまうこともある。
●銅
  鉄とヘモグロビンを結びつける役割があるので、貧血解消には必ず必要なミネラル。コラーゲンやメラニン色素の生成に必要な酵素の構成成分にもなっている。
●マンガン
  糖質や脂質などの代謝に必要な酵素の補酵素として働くミネラル。骨や関節の結合組織にも必要なので、マンガンが不足すると骨形成に支障が出る。また性ホルモンの合成能力が低下したり、妊娠能力が低下することもわかっている。
摂取方法について
●カリウム
  所要量は成人で2000mg。干し柿、トマトジュースなどに多く含まれるが、コーヒー、酒、甘いものの摂りすぎやストレスで不足しがちになる。腎機能障害がある場合は摂取を医師に相談すること。
●ヨード
  所要量は1日150μg。海藻などの海産物に多く含まれる。
●モリブデン
  1日の所要量は男性で30μg、女性で25μg。大豆や野菜、米に含まれており、日本人の食生活で不足することはまずない。過剰症のほうが心配される。
●銅
  1日の所要量は男性で1.8mg、女性で1.6mgほど。牛レバーや牡蠣、ゴマなどに多く含まれている。
●マンガン
  1日の所要量は男性4.0mg、女性3.5mg。海藻類、緑黄色野菜などに多く含まれている。

メリロート
手足のむくみを改善し、血行を促進する

なぜ体にいいのか
 メリロートはヨーロッパからアジアに自生するハーブ。別名スイートクローバーともいわれ、古代から消化不良や頭痛などの薬として使われてきた。メリロートに含まれる成分「クマリン」は、静脈圧を下げ、血液循環を改善し、リンパ液が細胞外に浸出するのを防ぐ作用があるので、特に足や腕のむくみに効果がある。
 そもそもむくみはなぜ起こるのか。原因のひとつに静脈圧の低下が挙げられる。血管には、動脈と静脈があり、動脈は心臓から送り出された新鮮な酸素や栄養分を運んでいる。静脈は各細胞から二酸化炭素や老廃物を運んで心臓に戻る働きがある。
 動脈の場合、心臓(ポンプ)の押し出し力が強いので、血液は常に滞ることなく流れているし、圧力が高いため脚の先まで血液が送られる。しかし長時間立っている、または座っている状態を続けると、静脈の血液を心臓に戻す力は弱くなり、そうすると静脈内で血液が滞ってしまい、血液中の水分だけが浸み出してしまう。これが脚、特に太もも部に溜まり、むくみを引き起こしてしまうのだ。
リンパ管でも同様のことが起こる。リンパ管は老廃物など細胞間に捨てられた不要物を身体の外へ運び出す役目を担っているのだが、ずっと同じ姿勢を続ける、または足を組むなどで股関節のリンパ管を圧迫すると、リンパ液が下半身に溜まってしまう。血行が悪くなることで手足の冷えも併発し、さらに下半身の水分調節がうまくいかなくなるという悪循環に陥る。
 そうすると皮下組織にある脂肪細胞に老廃物が入り込んでセルライトのもとになる。するとますます血管やリンパ管を圧迫して血行が悪くなり、セルライトも肥大化してしまう。一度セルライト化した脂肪は、運動やダイエットではなかなか除去されない。
 メリロートは静脈の血流を改善し、さらにリンパ管にも作用してリンパ液の流れを促進させるので、むくみ改善に効果が期待できる。さらに有効成分のクマリンには、静脈瘤や血栓症の治療効果も期待できるため、いろいろな研究がなされている。
摂取方法について
むくみ改善のためには300mg〜3g程度。メリロートの服用で肝機能障害が引き起こされるという報道もあるが、これはダイエットなどの要因が考えられる。一日の摂取量を守れば問題ない。

冷え性

メカニズム
 これといった病気もないのに、冷えを感じやすいことを冷え性と呼ぶ。冷え性そのものは病気ではなく、体質といえる。西洋医学には冷えという概念はなく、冷え性という言葉は東洋医学の呼び方だ。 冷えの原因は、自律神経の調節作用が鈍って末梢神経の血管が収縮するからと考えられる。また、ホルモンの働きや精神的な要因も関係しているので、ストレスや疲れがたまると、冷えがひどくなる。 エアコンによる冷えは、冷えた状態が長時間続くことで、皮膚の温度調節機能が働かなくなり、血管が収縮して血行が悪くなることが原因だといわれる。 また、脂肪分の多い肉類や、甘いものを食べすぎると、血液がドロドロになって循環が悪くなり、血流の滞るq血(おけつ)状態を引き起こし、冷え性になる。
 冷えが女性に多いのは、血管が細く、筋肉も少ないので、四肢の血液循環が滞りがちなため。特に更年期になると冷え性がひどくなるケースが多い。最近、ストレスや運動不足から中高年の男性にも冷えがみられるようになった。冷えは万病のもと。膀胱炎や腎臓の病気を引き起こしたり、卵巣機能を低下させたり、不妊症の誘因になる場合もあるので、きちんと対処しよう。
解消・予防のためのアドバイス
普段から手足を冷やさないことが大切。冷房には十分注意し、靴下や膝掛けなどで自衛しよう。また、締め付ける下着や洋服は血行が妨げられるので避けたい。 緊張やストレスは自律神経に影響して血管を収縮させるので、上手に解消しよう。半身浴や足湯は体を温め、リラックス効果もあるので一石二鳥。また、ウォーキングなど適度な運動で血行を促進しよう。
 食事面では、冷たいもの、甘いもの、脂肪分の多いものを控えること。生野菜も体を冷やすので調理したものを。逆に体を温めるネギ、ショウガ、ニンニク、トウガラシなどを摂ろう。 サプリメントでは、ビタミンE、EPA、DHA、イチョウ葉エキス、高麗ニンジンなどに血行促進の作用がある。また、エネルギーを効率よく燃焼させるビタミンB群やコエンザイムQ10も有効だ。

ビタミンE
抗酸化作用が老化を防ぎ、若さを保ってくれる

なぜ体にいいのか
人体の中でもっとも酸化の危険にさらされているのが、生体膜や細胞の不飽和脂肪酸。これらが酸化し、過酸化脂質が増えると、体の機能が低下し、老化現象が起きたり、異常細胞を作って病気を引き起こしたりという原因になる。このような事態になる前にビタミンEは各細胞に働きかけ、酸化を防いでくれる。
 血中の過酸化脂質の量は40歳を過ぎると急に増加するので、40歳以上の人はしっかりビタミンEを摂取するようおすすめしたい。
 また、ビタミンEには血管を健康に保つという働きもある。血中のコレステロールが酸化し、変性したものが血管の壁にはりつき、血液の流れがスムーズでなくなるのが動脈硬化。ビタミンEはその抗酸化作用で血管の健康を保ち、血液をサラサラにして血管内を流れやすくする。さらに悪玉コレステロールを運び出して血管の中を掃除したり、善玉コレステロールを増やす働きももっている。
 ビタミンEは女性には力強い味方のビタミン。女性ホルモンと男性ホルモンなどのステロイドホルモンの代謝に大きく関わるため、不妊治療に排卵誘発剤と併用すると、妊娠率が上がるなどの報告もあるほど。これは、胎盤の中に特別タンパク質ができることで妊娠するのだが、ビタミンEがこのタンパク質の生成を促進しているからだと考えられている。また更年期には体内のビタミンEの濃度がダウンするため、この時期に摂取しておくと更年期障害が楽になる。
男性もビタミンEの投与により、精子の数の増加、精力減退防止などに効能があるといわれている。
 さらに最近では、ビタミンEを大量に投与することでアルツハイマーの進行を抑えるという研究結果も発表されている。
 末梢の毛細血管の流れをスムーズにすることや、新陳代謝を活発にさせることもビタミンEの特性。冷え性や肩こりの人、また肌のトラブルに悩んでいる人に、おすすめしたいサプリメントである。最近ではビタミンE入りの化粧品も多く出回っている。
摂取方法について
 ビタミンEサプリメントは天然型(d-α-トコフェロール酢酸エステル)と天然(d-α-トコフェロール表示)に分類され、体内への効能や吸収は天然型が優れている。

イチョウ葉
血行を促進して、ボケを予防・改善

なぜ体にいいのか
イチョウは生命力が強く、2億年も前から存在するといわれている。そのイチョウの葉を乾燥させてアルコールで成分を抽出したものがイチョウ葉エキス。血行促進や痴呆の予防改善効果がある成分として知られている。ドイツやフランスなどでは血流改善薬として認められており、脳梗塞などの脳血管障害、アルツハイマー病や脳血管性痴呆などの治療に利用されている。
 イチョウ葉エキスの主成分はフラボノイドとギンコライド。フラボノイドは30種類以上含まれており、ルチンをはじめとするこれらのフラボノイドは、強い抗酸化力で毛細血管を保護して強化する働きをもつ。ギンコライドはイチョウ葉だけに含まれている物質で、血液の流れを良くし、血小板が固まるのを抑えて血栓ができにくくする。また活性酸素が過酸化脂質を作るのを妨げて、脳細胞が死滅するのを防ぎ、アレルギーも改善する。
 抗酸化作用や血流改善により、脳の機能にも改善が見られるという。例えば記憶力、集中力、思考力の低下、不眠、目や耳の衰え、老人性痴呆、アルツハイマー病などの加齢に伴う症状にも効果が認められている。痴呆症は脳梗塞が原因である脳血管型と、脳全体が萎縮するアルツハイマー型に分かれ、アルツハイマー型の原因は解明されていない。痴呆症では脳の神経細胞が死んでしまうが、この原因のひとつがストレスである。ストレスによって生じる活性酸素が体内のいたるところを攻撃し、脳の神経細胞もその標的になる。イチョウ葉エキスは、強い抗酸化力で活性酸素を除去して脳を守る働きがある。
ここに注意
摂取量の目安はエキスにして1日120mg。1日3回、食後に飲むと吸収が良くなる。
 ただしイチョウにはギンコール酸というアレルゲン物質がある。イチョウに触れるとかぶれるというのは、このギンコール酸が作用しているからだ。サプリメント原料に使われる抽出物の場合、ギンコール酸は除去されているが、お茶になっているものは除去されていないので注意が必要だ。またワーファリンなど抗凝血剤を使用している人は、効果が強まる危険があるので使用を控えよう。

ニンジン(高麗ニンジン)
有効成分が働き、体の異常な部分を正常な状態に戻す

なぜ体にいいのか
 高麗ニンジン(朝鮮ニンジン)は、ウコギ科と呼ばれる多年草の根っこを乾燥させたものをいう。それ自体が生薬で、東洋で2000年以上も前から使用され続けている滋養強壮剤として、日本でも漢方薬として使用されており、多くの有効成分を有した代表的なサプリメントである。
 高麗ニンジンの多様な効用は、その成分であるジンセノサイド(サポニンの一種)やビタミン、ミネラルが統合的に作用するためと考えられている。自己の免疫力を高め、肉体的、精神的な疲労を回復させれば体に活力が生まれ、体に起こるさまざまな異常が正常な状態に戻っていくという好循環が生まれるのだろう。さらに高麗ニンジンを蒸し、熱風乾燥して作った「紅参」には、強い抗ガン作用があるという報告もある。
 サポニン以外にもアミノ酸、ペプチドグルカンなどが含まれ、効果を発揮している。
例えばアミノ酸の一種アルギニンは血管拡張の伝達物質の生成を高める働きをする。
ここに注意
漢方薬として使われるほどの効能があるということは、その用法の注意や摂取量などはきちんと守る必要がある。以下に使用できない場合を挙げるので、しっかりと覚えておこう。また、ここに記載がない場合でも、不安のある人は進んで専門家のアドバイスを受けることをおすすめする。
●摂取を避けるべき場合
1.腎臓障害で尿量の減少、むくみがある
2.風邪などで熱がある
3.長期間の摂取により、不眠、動悸、血  圧上昇、頭痛がある
4.高血圧によるめまい、のぼせがある
※多量の摂取により脳出血を起こす危険がある
摂取方法について
 高麗ニンジンは、煎じて飲むのが一番効果的とされている。滋養強壮には1日1.5〜5gが適量。ほかにも手軽なお茶、顆粒、ドリンク剤などがある。
●食品豆知識
同じウコギ科の多年草、田七ニンジンにも高麗ニンジンとほぼ同じ効用がある。

トウガラシ(カプサイシン)
ホルモンの分泌を促し、体内の脂肪を分解する

なぜ体にいいのか
トウガラシのピリッとする成分をカプサイシンという。最近では、サプリメント飲料としてトウガラシのエキス入りの清涼飲料水などが市販され、ダイエットに効果があると注目されている成分でもある。
 このカプサイシンは、トウガラシの種子やめしべの一部に含まれる辛味成分で、体内に入ると副腎皮質に働きかけ、ノルアドレナリン、アドレナリンなどのホルモンを盛んに分泌させる。これが、エネルギーの代謝を活発にして、肝臓や筋肉にあるグリコーゲンの分解を促進させ、さらに体内の脂肪も燃焼させるので、肥満の解消に効果を発揮する。トウガラシを食べた後身体が熱くなったり、汗をかいたりするのはこの作用だ。食べ過ぎは禁物だが、肥満に結びつきにくいという効用がある。
 また、皮膚の温度を上昇させるので、血行がよくなって肩こりや冷え性が改善され、加えて心臓の働きを高めて、血圧の上昇を抑えることもわかっている。肩こりや冷え性には、トウガラシを外用するのも効果的といわれている。
 糖尿病に関しては直接の効用があるのではなく、肥満の解消が糖尿病の改善につながるという意味で、補助的役割としての効用があると考えられる。
摂取方法について
 トウガラシは日本でも古くから「タカノツメ」と呼ばれておなじみの食品だが、主成分のカプサイシンには強い殺菌作用もある。この殺菌作用はぬか床(風味としても)に入れたり、米の保存(米に直接ふれないように、米びつの蓋などにトウガラシを貼っておくと防虫効果がある)に利用されたりと、体験的な効用として日常に取り入れられてきた。
 また、調理する際にも、トウガラシとニンニクを一緒に使うと、ニンニクによって血液の流れがよりスムーズになり、さらにカプサイシンがエネルギーの代謝を活発にすることで、体内の老廃物を効率よく外へ出す。
 つまり疲労回復に効果があるわけだが、今やすっかり大人気メニューとなったスパゲティ・ペペロンチーノや、中華料理全般は、まさにこの健康効果に合致した料理といえるだろう。

ニンニク
コレステロールを排除して、血液の流れをスムーズにする

なぜ体にいいのか
ニンニクは世界各地の料理に日常的によく使われている香味野菜である。古代エジプト人が労働力を補うために利用していたといわれ、日本でも「おおびる」の古名ですでに『源氏物語』に登場するなど、強壮剤として長い歴史をもつ。もちろん中国でも漢方生薬のひとつとして数えられるほどだ。
 ニンニクの効力は、主にアリシン、ビタミンB1、スコルジニンの3つの成分にあると考えられている。
 ニンニク特有の匂いの正体は、このアリシンという物質によるもので、強力な殺菌・解毒作用や抗酸化作用があるので赤痢菌や寄生虫駆除、さらにコレラ菌やチフス菌などの強力な菌にまで有効であることがわかっている。
 また、疲労回復に欠かせないのがビタミンB1。ニンニクには、このビタミンB1も豊富に含まれているが、アリシンはビタミンB1の働きをサポートして、効力を高める役割も果たしている。
 さらに近年、アメリカなどではガンを予防する食品として高い評価を得ている。
 ニンニクの中でも匂いに関係しないのがスコルジニンという成分。末梢血管を拡張し、血液の流れをスムーズにすることで、血中の余分なコレステロールを排除する働きがある。
ここに注意
食べすぎると腹痛や貧血の原因になる場合があるので、摂取量は生ニンニクで1日1片、火を通すなら2〜3片程度が目安。また、子供は大人の半量以下にとどめよう。
●成分豆知識
ニンニクにはもともとアリインという物質が含まれており、ニンニクをおろしたり、刻んだりすると、ニンニク中のアリイナーゼという分解酵素が働き、食欲をそそる特有の匂いとともにアリシンを生成する。このアリシンやアリインをニンニクの特有成分「アリル化合物」と呼ぶ。このアリル化合物がビタミンB1と結合しやすく、B1がアリシアミンという物質に変化して、より体内への吸収が高まり、疲労回復に役立つ。これがニンニクのスタミナ効果の中心と考えられている。

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