〒730-0013 広島市中区八丁堀6番11 グレイスビル702

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定休日
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GW・夏休み・年末年始

スパイスに健康効果

代謝促進、血管老化も予防

【料理に合うだけじゃない】 

スパイスの健康効果

 【食欲を高め消化吸収を助ける】

スパイスの香りは、かぐだけでも食欲が高まる。特にクミン、コリアンダーには胃腸の働きを活発にする働きがある。

食欲のないときには、スープなどに3種類以上を混合したブレンドスパイスを加えると効果的

 【代謝を高め「冷え」を予防する】

交感神経機能を高め、エネルギー消費量、熱生産量を上昇させる。

トウガラシやショウガなどが効果的。トウガラシは辛さの刺激が持続するので、苦手な人にはショウガ汁やコショウなど、辛さが後をひかないスパイスを利用するとよい

 【血管などの老化を予防する】

ニンニクやパセリ、ショウガなどの香草類は、体内で発生し血管の老化や生活習慣病の要因となる活性酸素を抑制する抗酸化物質を豊富に含む

 【減塩、減カロリーを助ける】

スパイスの香りで強調することで、調理加える塩分を控えめにできる。

菓子づくりで満足のいく風味を出すためには大量の砂糖が必要だが、フェンネル、バニラ、シナモンなどを加えれば甘さ控えめでもおいしく仕上がる。

本能まま食べる・・・快食療法 

 効果的で最も始めやすい脳の健康法は?

生きるための強い本能である食欲を利用した「快食療法」

快食療法は自然界の動物に近づくことだともいえる。おなかふがすいたら好きな物、食べたい物だけおいしく楽しく、こころゆくまで食べる。就寝直前や10時、11時でもよい。健康に良い食材を、とは考えない。脂っこいものや味の濃いもの、洋食でも中華でも、最もおいしいと感じる味付けが良いのです。食材をかみしめて味わってほしい。

「健康に悪いものを食べた」「食べ過ぎた」と後悔するとストレスとなり逆効果で、快食といえなくなる。家庭にもそんなことをいわないように頼んでおく。「ああ美味しかった。ごちそうさま」と言葉に出すことは効果的。

江戸時代中期までは日本は1日二食だった。

特に朝食が理想的。起床後はかまどに火をおこして飯を炊き、おかずを作り、野良仕事などを終えてからゆっくりと朝食をとっていた。体も脳も目覚め空腹を感じていた。

朝しっかり食べるから昼食はなくても大丈夫。仕事から帰ってちょうど空腹感が出て来たころに夕食となった。

現代は・・・多くの人が夜型の生活で、朝起きてすぐに朝食をかき込むことが多い。脳も体も目覚めておらず生理学上、夜食と同じになる。無理に朝食はとらず、起きぬけに多い軽度の脱水状態と低血糖状態を解消するために適度な水分と糖分を補給すれば大丈夫。

昼は快食してもよいし、夕食までのつなぎと考えてもよい。つなぎなら、その後おなかがすくまで待って夜に快食すればよい。甘いデザートを食べたいからと、夕食を減らしてはいけない。「禁止」はストレスを生む。

理性で考えずに、本能で体験することから治療が始まる。

 脳の疲労を和らげる・・・五感治療法

横倉クリニック院長 横倉 恒雄さん

 従来の健康づくりや予防医学はメタボリック症候群、生活習慣病、精神障害などの表面的な症状に着目して取り組んできた。食時制限、栄養バランスの確保などの食生活の指導や運動、睡眠、休養、規則正しい生活の指導など全てがそうでした。

→病気の状態を強引に健康な状態に変える発想といえます。実際には川の上流に脳疲労があり、その結果、下流が汚染されて病気になることが多いのに、下流だけを見て健康づくりを奨励し川をキレイにした気になっていた。対策は禁止や抑制、強制の指導ばかり。脳が疲れている人にとっては不快として記憶されて、かえってストレスを増していた。だからリバウンドするケースも多かった。

対策は・・・

脳疲労の状態を改善し、脳が本来持っている健康に生きる能力を回復させる。

方法は2つ

1・理性脳の負担を軽減する。

「こうしなければ」「こうあらねば」と自分で自分を禁止、抑制することをできるだけしない「禁止の禁止の法則」

2・本能の脳を回復する

自分にとって心地よいことを1つでも始める「快の法則」

2つの法則を実行するには「五感療法」が有効

我々は外界の情報を触覚や視覚、聴覚、臭覚、味覚という五感でキャッチして脳に伝える。敵を発見したり、食べ物の腐敗や毒の有無、熱さなどを感じとって食べるかどうかを決めたりする。季節の変化も五感を通して脳が察知し適応のための行動を促す。

この五感の働きを回復させ、脳の疲労を和らげる。五感をとぎすまし、感覚器から脳に入る情報を受けて自分の気持ちに正直に動く。

健康に良い習慣や食べ物だといわれても自分が嫌いならしない、食べない。健康に悪いといわれても好きでやめられないければ続ける。自分が好きなことや食べ物の中で、健康によいものから選んでゆけばよい。

高血圧 冬こそ 警戒 

 【冬の血圧の主な注意事項】

◆起床

●着替えは部屋を暖かくしてから

●洗濯はぬるま湯で

◆トイレ

●ヒーターなどで暖かくしガウンなどで防寒(特に夜間や早朝)

●強くいきんで排便すると血圧上昇

◆外出

●マフラー、手袋などで防寒

●散歩などはなるべく気温が上がった昼すぎに

●急な激しい動きや重いものを持ち上げるのは避ける

◆入浴

●脱衣所や浴室は暖房で暖かく。風呂のふたを取っておいたり、温水シャワーをしばらく流したりする方法も。高齢者など特に要注意な人は一番風呂ではなく家族が入った後に

●湯船に入る前に足もとからかけ湯

●肩までつからず胸のあたりまで

●湯は摂氏40度ぐらいで

●つかる時間は5〜10分など短く

 追記・・・

【40歳から予防】

*冬場は鍋物でしょうゆやみそを使う食事が増え、運動不足になったりしがち。塩分と肥満は高血圧のおおきな原因

*忘年会シーズンでアルコールを飲む機会が増えます

 飲酒をすると血管が拡張して血管が拡張して血圧が下がるが「たくさん飲みすぎると逆に血管が収縮して血圧が上がる。」

*はしご酒も危険

外の冷気による血圧上昇に加え酔って歩くと激しい運動をしたように血圧が高まるほか、冬のコートなど厚着も負担に・・・

◆厚生労働省の健康増進運動「健康日本21」では・・・

適量を1日平均純アルコール 約20グラム

日本酒なら1合、ビールなら中瓶1本、ワインならグラス2杯弱に相当。

飲酒後すぐ入浴すると血圧が下がり過ぎるので、3時間はあけたほうが良い。

 葉酸】を摂る

妊婦も積極的に

消費生活アドバイザー 瀬古 博子さん 

厚生労働省が妊産婦のための食生活の指針を作成。この中で積極的な摂取が推奨されているのが「葉酸」です。

◆葉酸

ビタミンBの一種で、ホウレンソウ、ブロッコリーなどの緑黄色野菜や果物などの身近な食品に多く含まれている。

葉酸の摂取で神経管閉鎖障害という赤ちゃんが先天性の病気の発症リスクが低減されると報告されている。

葉酸は誰にとっても重要な栄養素で十分な摂取が必要だが、赤ちゃんがほしいと思っている人や妊娠する可能性のある人、妊娠初期の人にはリスク低減のために

1日0.4ミリグラム

の摂取が望ましい。

栄養を強化した食品やサプリメントを利用することもすすめられている。

但し、サプリメントは過剰摂取につながりやすい。1日に1ミリグラムの超えて摂取しないように注意が必要。

症状が悪い日の天気・・・記録して予防に活用 

 病気になってから医療機関を訪れ、治療を受け、薬をもらう。

当たり前だと思う習慣がアレルギーの予防と治療で明らかに変わった。

●アレルギー

ある原因物質が体内に入ることによって起きる免疫反応

だから、原因物質を除去すれば発症しない。完全に治す方法は確立されていないが、原因を知ったうえで自ら対策を講じることができる。

■たとえばスギ花粉症

シーズンにスギ花粉の無い北海道や沖縄、海外に出かけてしまえばまったく症状がでない。

薬で症状を緩和するメディカルケアだけでなく、患者自身が原因物質を防御したり体質改善したりするセルフケアを組み合わせて対応するようになった。

気象の変化は避けることができないし、毎日のように受けるストレスです。

空気が乾燥すれば呼吸器の病気が起こりやくなるし、気温が急に低下すれば循環器系の病気が多くなる。こうした知識を積極的に病気の予防やセルフケアに生かすと良い。

村山さんが開発した「スギ花粉情報」「紫外線情報」「熱中症情報」などが参考になる。

気象が関係する病気は数多い。しかも、人によって反応が異なる場合がある。アレルギー体質、ぜんそく、関節痛やリウマチ、偏頭痛など、いわゆる持病のある人は症状が悪化した日、発作がおきた日をカレンダーや手帳に記入し、あとで気象との関係を調べてみてはいかがでしょうか?

どんな気象条件の時に症状が悪化するのかを知った上で、自分なりの予防策を立てることができる。

その情報を医師に伝えれば、より適切な治療法を受けることも可能になる。

気象がまったく病気に影響されない場合もあるが、それはそれで役立つ情報になる。

 

村山さんのコーナーが今回で終了してしまいました。

大変役に立つ内容で、私自身もいろいろ考えて行なうようになったような気がします。

これからは、また別な役に立つ情報を新聞より、見つけて抜粋してお知らせします。

村山さん大変役立つ情報ありがとうございました。

 秋から冬は保湿を・・・肌の乾燥に注意

 秋の空が高く、きれいな青色に見えるのは夏に比べて水蒸気の量が減るため

水蒸気が多いと太陽の光の散乱度合いが大きくなって空が白っぽく見え、空が低く感じられます。

10月下旬の東京湿度は平均60%前後ですが、11月には50%台に下がる。空気が乾いてゆく10月からは肌の乾燥に注意が必要。

【肌の乾燥に影響するのは・・・】

乾燥度合いと紫外線強度、それに夜更かしなどの生活習慣

秋田、金沢などの日本海側の地方に美人が多いといわれるのは、太平洋側に比べて乾燥や紫外線による肌へのダメージが小さく、色白できめ細かな肌の人が多いからでしょう。

夏の湿度や紫外線の強さは日本海側も太平洋側も大差はない。しかし、秋から冬にかけて大きく違ってくる。

東京と秋田の湿度を比べると。10月下旬に秋田が10%も高い。真冬になると、秋田が20%以上も高くなる。

数ヶ月にわたって乾いた空気にさらされる太平洋側の地方で、肌が乾燥しやすいの当然。

肌の手入れと化粧とを混同している人がいますが・・・

美しい肌をつくり守るためには・・・特に秋から冬にかけて、まず肌の保湿を心がけたい。

関東などで北風を冷たく感じるのは、乾いた風によって皮膚の表面から水分が奪われるからで、放置すれば肌がかさかさになってしまう。

入浴時にも注意が必要

入浴中にはかなりの量の汗をかき、水分が失われている。入浴前にも水を飲み、入浴後の水分補給と保湿クリームをわすれないようにしてほしい。

例年11月になると冬型の気圧配置が現れ、太平洋側で晴れるのに日本海側は雨や雪の日が多くなる。秋から冬にかけて紫外線の量は秋田では東京の25%〜30%しかないのです。

色白の美肌づくりには、浴びる紫外線量を減らすことも大切。

冬でも晴れた日の外出には、紫外線をカットするクリームなどを使うようおすすめします。

10月の虫干し・・・布団手入れの好機 

 毎年10月から11月にかけて、各地の神社仏閣で「曝涼」が行なわれる。

曝涼とは虫干しのことで、奈良の室生寺にように真夏に行なわれる場合もあるが、多くは秋に行なわれている。奈良正倉院の曝涼は有名です。

秋晴れが続き、空気が乾燥するので虫干しに適している。普段は非公開の宝物が、曝涼の時期だけ公開されることがある。

例年、秋の長雨が終わる10月中旬からは大陸育ちの乾燥した空気が日本に流れ込んでくるため、虫干しに最適な季節になる。一般家庭でもこの時期に押入れなどの整理をし、虫干しすると良い。

10月中旬になると北海道では最低気温が5度以下になり、関東以西でも朝晩は15度以下の日が増える。秋は日中の気温が高くても夕方以降は急激に下がり、夜は暖かい布団がうれしい季節。

一晩の睡眠では、およそ200mlの汗をかく。牛乳瓶一本分の水を布団にまくのに等しいと考えると、かなりの量です。

掛け布団に吸い込まれた汗はほとんど蒸発するが、1週間も2週間も布団を干さないと次第に湿り気が多くなり、中綿がつぶれて保湿力が低下してくる。敷布団は水分が蒸発しにくいため、さらに早く湿ってします。

布団の保湿性を保ち、快適な眠りをとることは体調の維持にもつながる。そのために少なくとも週に1度は布団を乾燥させる必要がある。湿度が低くなる昼前後の時間を選び、遅くとも午後3時前に取り込むようにしたい。気温が下がると湿度が高くなるため、夕方まで干しているとせっかく乾燥した布団が再び湿り気を帯びてしまう。

快晴の日なら2時間程度で内部まで乾燥する。中綿の間に空気の層が復活し、保湿力も回復する。

●共働き・一人暮らしの方の場合、休みの日に晴天になるとはかぎらない→その場合は

布団を椅子などにかけてエアコンをドライにしたり、敷き布団の下に乾燥剤を置いたりしてもよい。ホットカーペットがあれば、その上で乾燥させるなどの方法も。

紅葉狩りの服装・・・防寒具の準備必要 

 北海道や日本アルプスでは紅葉が見ごろ。

日本でもっとも紅葉が早いのは北海道の大雪山系で、9月中旬からはじまります。

紅葉は明け方の気温が8度以下になると色づきはじめ10日ほどで見ごろになるが、霜が降りると葉が枯れてしまい色あせてきます。

3000メートル級の山が連なる日本アルプスでも9月下旬から10月上旬に紅葉が見ごろになるが、北アルプスの穂高連峰では、この時期には稜線が雪化粧する。麓に近いところでは緑で、三色に染め分けられることから三段染めとよばれるすばらしい景色を楽しむことができる。関東から西では、紅葉の見ごろを迎えるは10月下旬から11月にかけてです。

◆秋の旅行で一番きになるのは、どんな服装・・・?

紅葉が見ごろになるということは、その10日ほど前には最低気温が8度以下に下がっていることを示し、朝晩の冷え込みがかなり強いことを意味している。紅葉狩りには・・・防寒具を準備。

気温が5度低い場所に行く際は、服を1枚余分に着るというのが目安。

◆旅行する場合

北へ100キロメートル行くごとに1度下がると考えると良い。また、山沿いでは標高1000メートルにつき6度さがると考える。

秋の花粉症・・・『杉にも注意して』

日本で始めてみつかった花粉症は・・・ブタクサ花粉症

1961年に学会報告。それ以降、現在までに50数種類以上の花粉症があきらかに。

秋には、ブタクサのほかヨモギ花粉症が見られる。地域によっても異なるのですが、9月から10月にかけて目や鼻のアレルギー症状がでたら、どちらかを疑ったほうがよい。

ヨモギは・・・

春の草もちやおきゅうの材料になる植物で、昔から日本人には親しまれてきた。しかし、秋には背丈が1m近くまでのび、たくさんの小さな花から花粉を飛ばす。

ブタクサは・・・

北米原産。前後日本に帰化した植物で、同じ種の仲間にオオブタクサがある。

ブタクサの仲間は飛行場周辺、手入れのされない空き地や斜面などに多い。

ヨモギやブタクサはスギに比べれば背丈が低いので、数10KMも花粉が飛散されることはない。したがって、鼻が咲かないうちに除草すれば花粉症は防げる。

ヨモギやブタクサ花粉の飛散が終わる10月後半から11月にかけて、新たに花粉症になる人もいる。この場合の原因はスギ花粉である。

スギは本来、春に花粉を飛ばすが、晩秋に少量の花粉を飛散する木である。

花粉を作る杉の雄花は7月頃には完成して休眠にはいる。ところが寝つきの悪い種類があるのか、毎年、他のスギのが休眠にはいる時期に花粉を飛ばすものがある。

秋に観測されるスギの花粉は、東京都心では1平方センチメートルあたり数十個以内。ほとんどの人はちょっと鼻が変だと感じる程度で終わるが、花粉に敏感な人ははっきりと症状にでてしまう。

秋のスギの花粉の数は、その年できたスギの雄花の量に比例するため、秋の花粉症患者の症状や花粉数から翌年春のスギ花粉が多いかどうか見通しを立てることができる。

秋のスギ花粉で症状が出てしまう人は極めて花粉に敏感なので、春の本格的なシーズンに備えて最も早くから対策を!

 ぜんそく、秋に多発・・・発作の誘因重なる

秋はぜんそくの季節。

発作は季節を問わず起きるが、特に9月後半から10月にかけて苦しむ人が非常に多い。

ぜんそくの患者は世界に3億人。

厚生労働省の調査では、日本の患者数はおよそ230万人で、毎年3000人以上がぜんそくで死亡。

ぜんそくはアレルギーや細菌の感染によって、気管支が慢性的な炎症を起こした状態です。花粉やハウスダストによるアレルギー、細菌やウイルス、たばこなどの刺激、アルコール、運動および過労、ストレス、気温の変化など様々が原因で起きる。

これが引き金となり、せきやぜんそくが突然、激しくなるのが発作である。

秋にぜんそくの発作が多発するのは、アレルギー性のぜんそくが多くなるため

今の季節、アレルギーの原因物質であるアレルゲンの多くはハウスダストに由来する。家のほこりやちりをイメージしがちだが、医学でいうハウスダストは目に見えない細かい粒子を指し、この中に多くのアレルゲンを含む。

夏の間に家庭で繁殖したダニは、毎年気温の低下する9月末から活動が鈍り、死亡したダニの死骸のかけらがハウスダストになる。これを吸い込むことによってぜんそくの発作が多発する。

気象も発作が大きく関係している。9月後半になると朝晩の気温が低くなる。短時間に気温が3度前後下がる場合にぜんそくが多発することはよく知られている。

さらに、「逆転層」が発生すると発作の頻度は2倍以上になる。

◆逆転層とは・・・

上空の気温より地上付近の気温が低くなることで、地上付近の大気汚染物質が上空に拡散しなくなる。つまり、この時期に気温の低下と大気汚染の悪化が同時に起きることである。

また、秋の天候の変化が速く、気温変動が大きくなる。特に雨の日は昼間の気温が朝より低くなる場合があり、体のリズムが崩れて発作につながることが多い。

 台風と持病の関係・・・症状悪化は限定的

日本の気象で最も激しい現象は台風。

9月は8月と並んで台風が多く、しかも大型のものが日本に接近、上陸しやすい。よく、低気圧が近づくと、ぜんそくの持病が悪化するという人がいる。台風が近づくた場合でもぜんそくが悪化すると言われてきたが・・・調べると意外な結果が・・・!

東京消防庁による救急搬送の10年分のデータは・・・

台風が通過時にぜんそくが悪化している事実はなかった。通過から3−4日たってから悪化ししている例はあるが、台風の強さや通過した位置と症状との間に関係は認められなかった。

他の病気でも、関節痛やリウマチなどを除き、台風の通過によって明らかに悪化するという関係性は見えなかった。

なぜでしょうか・・・?

普通の低気圧の性質が、台風と違うからです。

日本付近を通過する低気圧は「温帯低気圧」と呼ばれ、北側に冷たい空気、南側に暖かい空気を伴う。性質の異なる2つの空気の境目は前線になっている。これが通過すると気温や湿度が大きく変化し、体調を崩す原因に。

1方、台風は暖かい空気だけでできた「熱帯低気圧」です。台風が近づくと気圧は急激に変化するものの、冷たい空気を伴なわないので、気温や湿度の変化は小さい。気圧が影響するリウマチや関節痛は台風の接近で悪化することがあるが、気温や湿度が影響する病気の症状はあまり変わらないことがわかった。

通過から何日かしてぜんそくが悪化することはあるが、台風そのものではなく別の要因で空気が入れ替わったことなどによるものだろう。

昔の台風情報は予測の精度が悪く、自分で住む地域への影響などがわかりにくかった。その不安感がストレスとなり、ぜんそく発作の原因にもなったようだ。

現在は、テレビやパソコンで台風の位置や、近くにくるかどうかが一目でわかるようになった。心理的なストレスが減り、持病の悪化が減少したかもしれない。

9月は秋?・・・感覚と実態のずれ

 9月になると、秋になったと感じるひとが多いと思います。

今までの9月の気象は、台風と秋の長雨に代表され、彼岸のころには日中でも涼しくなるのが当たり前でした。

最近は、残暑とは名ばかりの厳しい暑さが続くことが多く、秋の長雨もはっきりしなくなってきています。やはり、あきらかに昔と気象が変化しています。

東京と大阪の最近10年間の9月の気象

最高気温が30度以上の真夏日は平均して東京で10日、大阪で18日もあった。また25度以上の夏日は東京で23日、大阪で28日も。

もはや秋とは呼べない気候になってきている。地球の温暖化と都市の拡大による大量の排熱が原因と見られ、今度はさらに高温傾向がひどくなると予想される。

2学期が始まる学校では様々な行事がおこなわれるが、毎年のように9月の体育祭の練習中に熱中症で倒れる生徒がでてくる。こうしたことを防ぐために関東以西では油断せず、夏と同様に暑さ対策が必要です。

朝晩のジョギングやウォーキングの際も気温を確認し高温の場合は控えてほうが良い。熱中症や水分不足による結石にも引き続き、注意する必要。

家の中では、秋になってもアレルギーの原因であるダニやカビが繁殖しやすい状態が続いていると考えてほしい。また、油断しがちなのが食物の管理です。体では真夏に比べて多少しのぎやすくなったと感じても、実際の気温はそれほど下がっていないので食品は依然として非常に腐敗しやすい。「まだ大丈夫だろう」と日持ちを過信するのは危険です。

日本人の四季の変化に対する感覚は、昔からほとんど変わっていない。今でも「暑さ寒さも彼岸まで」などといいます。しかし、最近の気象の温暖化の影響で急激に変化しているため、従来の季節感では異常気象が非常に多いと感じてします。昔の暦、格言はもはや通用せず、感覚と実態のずれを認識し、体調管理や食品衛生などの注意を怠らないようにしたい。

9月に多い食中毒・・・「冷蔵と加熱 徹底を」

毎年2000件を超える食中毒が発生。これは、医療機関で受診しただけのもので、症状が軽い場合は届出が無いので実際にはさらに多いと推定される。

『食中毒が多いのは8月から9月』

主な原因は、魚介類に付着した腸炎ビブリオ菌による感染です。

日本の場合、1年のうちで気温が最も高くなるのは、8月上・中旬だが、海水の温度は少し遅れて8月下旬から9月上旬に高くなる。

腸炎ビブリオ菌は海中に生息し、水温が上がるこの時期に盛んに繁殖するのである。それが付着し魚介類を生で食べるので、食中毒が増える。

8月下旬から9月初めの時期は夏の疲れで体力が低下しており、うっかり食べ物を冷蔵庫に保管するのを忘れてしまうなど注意力も散漫になりがち。

腸炎ビブリオ菌は真水や熱に弱いので、刺身はよく水洗いするとよい。切り身は煮たり焼いたりしてしっかり熱を通すことが予防策になる。食べ残しは空気が触れないように冷蔵庫に保管し、食べるときに再加熱をする必要がある。

近年増加している「カンピロバクター」による食中毒

肉類や鶏卵を生で食べることによって起きる。サルモネラ菌による食中毒も多い。

カンピロバクターとサルモネラ菌で忘れてならない注意点は、これらの菌がペットの体内で増殖することです。ペットの排泄物などを通じて人間の体内にはいり、食中毒を起こすケースが増えている。

サルモネラ菌もカンピロバクターも熱には弱いため、十分な加熱によって防ぐことができる。

同時に、室内で飼育しているペットはキッチンに近づけず、排泄物をきちんと始末しておく必要がある。

食中毒を防ぐには・・・・この3つが基本

・冷蔵庫や冷凍庫を使用し、菌を増やさない 

・調理器具や手を清潔にして、菌に触れない

・加熱処理をして菌を殺す

 

また、手に傷があると傷口でブドウ球菌が増殖し、食中毒を起こすことがある。小さな傷でも必ず調理用の手袋を使用すべきである。

 気象業務支援センター専任主任技師 村山 貢司さん

秋までの光化学スモッグ

例年よりも注意を・・・! 

昔の光化学スモッグは、真夏に起きるものでしたが、最近は気温上昇の影響で初夏から秋まで発生時期が広がっている。

◆光化学スモッグ

自動車の排気ガスや工場の排煙に含まれる窒素酸化物や炭化水素が強い紫外線によって光化学反応を起こし、有害な光化学オキシダントを作ることによって発生します。

気温が高く日差しの強い日に多く、特に風の弱い火は有害物質が拡散しにくいため被害がでることがしばしばあります。

●症状は・・・

目がチカチカしたり、痛んだりするほか、のどの痛み、せき、皮膚が赤く炎症を起こすなどの症状。重症になると呼吸困難、嘔吐、めまいなどが起き、まれに意識障害に陥ることもあります。

 

日本の場合・・・

大気汚染がひどかった1970年代が発生のピークで、その後減少していたが、最近再び増加している。

原因として、地球の温暖化や都市化による気温上昇と、中国から飛散してくる大気汚染物質の増加が考えれられている。特に都市部では高層ビルが増えて風が弱くなり、汚染物質が長時間滞留するようになったために被害が多くなっている。光化学スモッグで発生する有害物質はガス状の非常に細かな物質であり、体への侵入や付着を防ぐのは難しい。

◆対応策は・・・

各地自体では光化学オキシダント濃度が一定以上になりそうな場合は予報を出し、さらに観測値がそれを超えると注意報や警報で注意を呼びかけている。

◆予報が出た場合は・・・

外での行事を行うかどうか慎重に判断。

注意報、警報が出た場合には窓を閉め切って外出を控えるのが一番の対策で、洗濯物も取り込んだほうが良い。

◆光化学スモッグによる症状を感じたら・・・

洗顔やうがいをし、シャワーを浴びて皮膚に付いた汚染物質を洗い流す。その後しばらくは、空気のきれいな室内で安静にして過ごすとよい。

重症の場合には直ちに医療機関で診てもらう必要がある。

 

今年は“9月まで暑さがつづく見込みで、例年よりも注意する必要” 

 気象業務支援センター専任主任技師 村山 貢司さん 

 水をおいしく飲む

ミネラル・炭酸 秘訣

人間の体重の60-70%を占める水分

水が不足すると、生命活動の維持に必要な細胞の様々な機能がうまく働かなくなってしまう。

特に、朝一番に飲む水は体の機能を目覚めさせ、体調を整えてくれる。

◆1日に必要な水分摂取量(汗・尿など排出される量から逆算すると)

およそ「2、3リットル」

これは年間の平均で、大量の汗をかく夏場はさらに多くの水が必要になる。

◆おいしい水の条件

・温度が10−15度

・不純物がすくないこと

・カルシウムなどの微量のミネラルを含むこと

・少量の炭酸ガスや酸素が溶け込んでいること

日本各地にはこうした条件を満たし、名水といわれる湧き水が多くある。山で飲む冷えた湧き水は市販のミネラルウオーターよりもおいしく感じるものが多い。

●水道水は、まずいと感じる・・・?

消毒のための塩素のにおいがするためだ。

最近の水道水はオゾンを使った高度処理が行われているためカルキ臭は減り、トリハロメタンなどの有害物質もほとんどなくなってきている。

水道水をさらにおいしくするためには・・・

●朝一番に飲むための水は、「前の晩にくんでおくこと」

朝まで長時間水道管に滞留している水には、汚れなどが溶け出して味を損ねている可能性があるからだ。少し飲んでみて臭気がある場合には、5分程度沸騰させてから冷やす。

●もう一工夫

適量のミネラルと炭酸ガスを補うことです。

冷やす前に、自然塩を水1リットルにたいして、耳かき一杯ほど溶かすだけでナトリウムやマグネシウムなどのミネラル分を補給できる。さらに、市販の炭酸水を少量混ぜると、さわやかな感じに。水道水が簡単なミネラルウオーターに変身!

気象業務支援センター専任主任技師 村山 貢司さん 

涼を呼ぶ知恵

窓の外にすだれ

立秋を過ぎ、暦の上では秋。

昔は朝晩の涼しい風が感じられるころとされていたが、現在では立秋以降のほうが暑さが厳しい。

●東京のその年の最高気温が記録された日の過去30年の記録

・立秋前が12回 ・立秋以降が18回

暦とは裏腹にこれからが暑さの本番で、体調管理に注意が必要。

 

●徒然草に「家のつくりは夏を旨とするべし」とあるように、

 昔の日本家屋は夏の暑さをいかにしのぐか、という面から考えられてきた。

 屋根のひさしを長くして直射日光を防ぐ

 窓を大きくして風の通りを良くするのが基本でした

●現在の家屋

 日当たりを良くすることを重視する設計になっており、夏の暑い日差しに照らされれば暑くなるのは当たり前。しかし、暑いからといってエアコンの効いた室内で長時間過ごすのはあまり健康的とはいえないし、温暖化対策の面からも感心できないといえる。

『現在の家屋でも昔の知恵で涼しくすごす・・・!』

◆基本は、直射日光を防ぐ

 窓からの光りを遮るために遮光カーテンを使うのが最も簡単な方法だが、風も遮ってしまう。

 そこで登場するのが『すだれ』あるいは『よしず

 窓の外にすだれを下ろすことによって光りを遮りつつ、風を通すことができる。

 マンションの場合は、窓の他にベランダのフェナスにもすだれをつけるとさらに効果が上がる。

ベランダからの反射熱を防ぐ意味で、すのこを敷くのもよい。

◆来年のために

 ゴーヤ、ヘチマなどを育て、窓の外側に緑のカーテンを作るのが最も効果的

 緑のカーテンは日差しを防ぎ、風通しが良いほか葉から水分が蒸発する際に気化熱で温度そのものが下げられる。

◆打ち水は時間を選んで

 日中に打ち水をしても効果は十分程度しか持続せず、その後はかえって蒸し暑くなる。

最も効果的なのは気温が下がり始める夕方で、ついで気温が上がる前の朝のうちです。

朝夕の涼しさは・・・

30℃超えることも

 東京の年平均気温は過去百年の間に約3度上昇した。

地球の温暖化と都市化の影響・・・都市は発展と共に車やオフィスが増え、熱がたまりやすくなる。一方で緑地が減少し、植物の葉から水が蒸散する際に周囲の熱を奪う気化熱の効果が小さくなる。コンクリートの建物や道路は昼間太陽の熱を吸収し、夜間に放出するために夜も気温がさがりにくくなる。

◆アメダスのデータから

過去30年間に都心の真夏日はおよそ3週間増え、最低気温が25℃以上の熱帯夜は半月以上増加。それ以上に増えているのが1日のうちで30℃を越える時間で、現在の平均は年間におよそ400時間と、30年前に比べてほぼ倍増しています。

これは、30℃を超える時間帯が昼間だけでなく、朝夕にも拡大していることを意味します。

【朝のウオーキング・ジョギングも注意】

現在の朝夕の気温は、昔の日中並。「朝夕の涼しさ」という表現はもはや死語といっても過言では無い状況。

朝礼で子供が気分が悪くなったり、倒れたりするケースも、この気温からだと思われる。

2007年8月は、記録的な猛暑。

最も暑くなった8月16日の最低気温が29.4度で朝5時には30℃を超えていた。8時には32度を超え、熱中症の危険性が高くなっていたのです。

 夏の間は朝夕であっても運動する前には気温を確認してから。

朝から30度を超えているような日は無理をしないで運動を中止する、あるいは普段より軽めにし十分な水分補給をするような対策が必要です。

 

学校での熱中症は夏休み明けに非常に多い。

9月になっても真夏並の暑さが当たり前の時代。炎天下の校庭では気象台で観測している気温より5度前後高いのが普通で、午前中の早い時間帯であっても体育や朝礼を取りやめるくらいの決断が必要です。

 夏に多い結石・痛風

【十分な水分補給を】

気象の変化が影響する病気・・・気象病

その中で特定の季節に集中して発生するものを・・・季節病

●春の花粉症

●夏の熱中症

●秋のぜんそく

●冬のインフルエンザ

循環器系の病気などです。

近年増加しているのが『夏の泌尿器結石と痛風

夏に多い原因として考えられる第1は水分不足

◆結石

腎臓で尿が作られる際、カルシウムや尿酸などの成分が多いと結晶化して石のような状態になるもの。

尿管を通過する際に激しい痛みを伴うのが特徴。結石ができるのは、ほとんどの場合水分不足。

大量に汗をかく夏場は体内の水分不足で尿の濃度が高まり、結石ができやすくなる。

◆痛風

尿酸が結晶化して足の親指や間接に炎症を起こすもの。

原因は、結石とほぼ同じ

【予防策1】

水分を多めに摂取し、尿を濃くしないことに尽きる

十分な水分補給をしていれば尿が薄められて結石ができにくいし、結石ができてもごく小さいうちに尿と一緒に排出されて、痛みもほとんどない。

ほとんどの人が夏場に人の汗の量と見合う水分補給をしていない。特にスポーツをするときは注意が必要。

激しい運動は尿酸を増加させるうえに、疲労とともに血中に増加する乳酸が尿酸の排泄を遅らせるからです。

【予防策2】

飲食に注意する

ビールは利尿作用が強いため、飲んだビールの量より排泄される水分の量が多く、実は水分補給にはなっていない。飲酒をするとアルコールが分解される際に体内で尿酸が作られるが、特にビールは飲む量が多くなるため注意が必要。

酒のさかなのうち、珍味類にも尿酸のもとになるプリン体が多く含まれている。

▲過去に結石ができた人はカルシウムの多い乳製品や、体内に尿酸が増加しやすい肉類の摂取を控えめにすることも大事。

◆コーヒー・紅茶・緑茶も利尿作用があるので、夏場はこれらを控えめにし、水分補給は水・麦茶・スポーツドリンクなどで行うのが効果的

気象庁業務支援センター専任主任技師 村山 貢司さん

 昨年の8月、都内のコンビニでおでんの売上を記録

購入者・・・20−30代のOL

オフィスの冷房で体が冷えたため、温かいおでんに人気

●環境省は冷房温度を28度にするようにすすめているが、実際は25度以下に設定されている職場が多い。

 

体の冷えはまず手足の先から始まり、やがて下半身全体から上半身に広がってくる。

長時間冷たい空気の中にいると、皮膚の表面で冷やされた血液が体の内部を循環するために腸が冷え、胃腸障害を起こしたり、自律神経のバランスが崩れたりすることがある。

これが『冷房病』

冷えは、肩こり、腰痛、頭痛、便秘や下痢などの症状を引き起こし、他にも不眠やイライラ感、女性では生理痛の悪化や生理不順の原因になる。

 

冷房病には太っている人より、男性よりも女性がなりやすい。

一般に女性は男性に比べ体が細くて冷えやすいとされる。薄い衣服が多く、特にスカートは足元から冷えやすい。ガードルなどで体を締め付けて、血行不良にもなりやすい。しかし、男性でも平熱の低い人、体温調節機能が弱い人は注意が必要である。

 

【冷房病の予防・・・】

まず、服装から。

冷たい空気は足元にたまりやすいので、短いスカートは避けること。

極論からすれば、スラックスに厚手のソックス。身体を締め付ける下着はやめ、薄手の腹巻をすればよい。デスクワークの場合でも、意識的に手足を動かして血行を良くするようにしたい。

食事は体を冷やす果物や生野菜を減らし、温める効果がある根菜類、イモ類、ショウガやネギを多めにとるとよい。

 

職場では冷房温度をやや高めに設定し、冷気が溜まらないように扇風機を併用して室内の温度を一定にするなどの工夫をおすすめします。

気象庁業務支援センター専任主任技師 村山 貢司さん

●乳房の痛み

(左右両方にある場合が多い) 

●乳房のしこり

(あおむけに寝て肩の下に座布団を敷き、腕をあげて乳房の内側を、腕を下げて外側を調べる。わきも忘れずに)

乳房からの分泌物

(乳頭を軽くつまんで、血のような液がでないか調べる)

 20〜50歳代の女性で乳房に痛みやしこりがあったり、乳頭からの分泌物があったりした場合、乳腺症の疑いがある。

「乳腺外来に訪れる人の中で一番多い症状」

(埼玉医科大学の乳腺腫瘍科の佐伯敏昭教授)

女性ホルモンなどのバランスが崩れることが原因

乳腺組織が変化して痛みを感じるようになる。

治療は痛みの度合いで違ってくる。たまにちくちくと痛んだり違和感を覚えたりする程度の軽い痛みではそのまま経過観察となる。なかなか痛みが消えず、寝る前にも困るという人は鎮痛剤を服用する。

コーヒーなどカフェインを多く含む飲み物はできるだけ避けたほうが良い。加齢とともに症状は軽減され、自然治癒することがほとんど。

乳腺症は良性疾患で乳がんとは関係ないが、乳腺症があると画像診断で乳がんが見つけにくいこともある。

佐伯教授は・・・

痛みがあるから、がんではないと過信しないこと。特に、30代後半になったら、定期的に乳がん検診を受けてほしい」と呼びかけている。

2008年7月6日 SUNDAY NIKKEIより
健康・気象学入門 
急増する熱中症
水分・塩分不足でも

急増している熱中症・・・昔は暑気あたり、あるいは日射病といわれた

 

人間の体温は常に37度前後に保たれるように、体の機能が働いている。

暑い時には皮膚の表面に血液を集め、外気への伝導や放射で熱を逃がそうとする、また、汗をかいて蒸発する時の気化熱で体を冷やし、体温を保つ。

 

しかし、気温が非常に高い日や湿度が高くて汗が蒸発しにくい場合は、体から放熱が追いつかず体温が上がる。

やがて体温調節機能が破錠して、様々な機能障害が起きてしまう。これが熱中症である。

 

・激しい運動をしている場合には気温があまり高くなくても熱中症になることがある。

熱中症は水分と塩分(ナトリウム)の不足によっても起きる。

体内の汗をかいた時、汗とともに体内のナトリウム濃度が下がると脳は水分を減らし濃度を上げようとして、さらに汗をかくように指令を出す。このため、十分な水分と同時に適度な塩分を補給しないと脱水症状を起こしてしまう。

◆熱中症の初期症状

めまいやたちくらみ、筋肉のけいれんや硬直である。

←対処法・・・直ちに涼しい日陰で衣服をゆるめ、水分補給する。さらに、冷たいタオルで体をふく、あるいは体に水をかけてうちわで風を送り体温を下げると良い。

 

熱中症が進行すると頭痛や吐き気、虚脱感などの症状が見られる。

重度になると意識障害、全身けいれん、手足の運動障害、40度を越える高体温などの症状が現れ、生命の危険もある。

 

熱中症は暑い時期に集中して発生するが、梅雨の中休みや梅雨明け直後などの暑さになれていない時期が特に危険である。暑いときには体調不良を感じたら、熱中症を疑ってほしい。

気象業務支援センター専任主任技師 村山貢司さん 

 血管年齢・・把握し病気を予防 
高いと心筋梗塞などのリスク
『生活改善』への指標 
日本経済新聞 2007.01.26 HEALTH AND BEAUTYから
血管年齢を若返らせる5ヶ条
【初心者ランナーへの注意点】 
冬場のランニングのコツは・・・夏同様、水分補給】 
背中丸めず呼吸を楽に
手袋と帽子着用、放熱を防止
日本経済新聞 2007.01.19 HEALTH AND BEAUTYから
【初心者ランナーへの注意点】 

 ランニング・フォーム

★腕の振り

 肩甲骨を意識して、ひじを後ろに引くことを心がける

★姿勢

 背筋を伸ばして、10〜20メートル先を見る。足元を見ているとのどが圧迫され、呼吸が苦しくなる

★着地

 かかとから着地して、足裏全体で衝撃を分散させる

 走る際の装い

★シューズ

 軽さを重視しないで、靴底(ソール)が厚めのしっかりした専用のものを選ぶ

★帽子と手袋

 末端からの放熱を防ぐことで、体感温度が上がる。帽子は防犯の役目も果たす

 走る前の準備

水分をとる

 目立った汗をかかないので、水分補給を忘れがち。

 注意して摂取を心がけよう

★朝は何か食べてから

 起き抜けのランニングは、非常に危険。

 バナナやはちみつで血糖値を高めてから走りはじめる

冷え性対策に入浴法工夫・・・ぬるめの湯にじっくり成分 
日本経済新聞 2007.01.05 HEALTH AND BEAUTYから
●ぬるめの湯にじっくりが基本 
 『1日に1回、38度から40度の湯に15分から20分つかる』
 38度の湯に十数分つかっていると、全身がリラックスし自律神経のひとつである副交感神経の働きが活発になる。すると体表の毛細血管が拡張して血行がよくなり体の芯まで温まるようになる。そこで必要なのが20分の入浴
 ※湯が熱いと
   熱い湯の刺激で逆に交感神経が活発になり毛細血管が縮む。
   体表は真っ赤で、大汗をかいても、体の芯は実は冷たい
●半身浴は、生理学的なメカニズムにあった入浴法のひとつ
 『肩までつかったほうが温まりやすいが、全身に熱と水圧が加わると体への負担がかかり、20ぷ分がつらい場合がある』
 ※高齢者や疲れているとき
  湯にみぞおちまでつかる入浴がおすすめ
 ★半身浴の正しい入り方
  大切なのは浴室の温度
  少なくとも入浴の15分前には、湯船のふたをあけて、浴室全体を暖めておく
  冬場など、それでも肩口がひんやりするときは、湯船のふたを半分かけて、暖かい湯気をこもらせると快適。
  【半身浴で多い間違い】
  汗をかこうと、サウナかわりにつかうこと。湯がさらに熱めにして、ダラダラと汗をかくと、それなりに気持ちいいが、「こうした汗は入浴後もしばらくとまらない。疲れるし、逆に体を冷やしてしまう」
(目黒西口クリニック 南雲久美子医師のお話)
●足浴や手浴も有効
 疲れがひどいくて入浴したくないとき・風邪気味で入浴できないとき
 足だけつかる足浴などの部分浴もおすすめ。
 少し高めの40度から42度の湯に、15分から20分ぐらい、ふくらはぎから下をつけると全身が温まってくる。
 「手先だけ温めていても、神経の反射で上半身の毛細血管が広がるので、リラックス効果があるほか肩こりの予防にも」

 体が芯から温まる入浴法 

   基本の入浴法

◆ぬるめの温度38度〜40度

15−20分ゆっくりつかる

 半身浴

40度で20分

◆疲れているときや高齢者に

   

【半身浴こうすれば快適に・・・】

冬は上半身が 冷えやすいので湯船のふたを半分かけるとよい

【温まり効果の目安】

上半身に、汗がしっとりにじむ程度がベスト

 

 手浴

42度から

仕事のリラックスや肩こりの予防に

   

 気持ちいいと感じるちょっと高めの温度で肩のストレッチを併用して

 

 足浴

40〜42度で20分

◆疲れがひどいときや風呂にはいれないとき

日本経済新聞10/6掲載「折々の知恵」より
新米を美味しく食べよう!お米の選び方、炊き方、食べ方のポイント 
『生鮮を買うように細心注意を・・・』

◆ラベルに記載された精米日に注意して2,3日せいぜい1週間以内のものを選ぶ 

◆新米は出荷(刈り取り)後、1−2ヶ月たったものが、水分量など落ち着いておいしい。

   表示はされていないので店員に尋ねましょう

◆お米は日々劣化するの。購入する量は、半月ぐらいで消費できる程度にとどめる

『お米は「とぐ」でなく、やさしく洗う』

◆水道水でも浄水器を通せば十分。ミネラルウオーターはアルカリ性度や硬度が高いと、

ふっくら炊けないので要注意

◆最初は大目の水の量で軽く洗い、その水はすぐ捨てる

◆「とぐ」ではなく、やさしく「すすぐ」イメージで3−5回洗う

『新米の水調整は慎重に・・・』

◆新米は含まれる水分が多いので、浸水時間は普段より長め、水加減はやや少なめに

『食べる前に一手間』

◆炊きあがったて10分程たってから、しゃもじで混ぜる。まずは全体に十字を入れ、底から

ひっくり返すように全体を混ぜてほぐす

◆ご飯が熱いままだとお米自体の味がわかりづらい。食べる5分前ぐらいに茶わんに盛るといい

『保存も重要・・・』

◆お米はペットボトルに入れて、冷蔵庫の野菜室などに置く

 定番、人気、注目品種の特徴

 ● こしひかり

粘り、甘み、つやなどのバランスがよく、もっとも良く売られている。長野、富山、佐賀産が固めな のに対して、新潟、山形、福島産はやわらかめ。

 ● はえぬき

主に山形で作られており、中粒で、張りのあるツブツブした歯ごたえが特徴。弾力感があり強い 割には味は淡白な方。弁当やおにぎりに向く

 ● きらら397

北海道で作られる比較的新しい品種。中粒で味はやや淡白。あっさりめのご飯を好む人向き。 丼もの、チャーハン、カレーライスなどに向く

 ● ひとめぼれ

こしひかりに次ぐ作付け面積で人気がある。中粒だが炊くと膨張して大粒の食感となる。

適度に粘りがあり、口当たりがやさしい。

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