正しいお風呂の入り方・手軽にできる風邪予防

日経新聞 NIKKEIプラス1 Seasonal Basicsより
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●○ 正しいお風呂の入り方 ●○
かぜのとき入る?入らない?
冷えからかぜをひくことがあったので、以前は風呂で暖まるとよいとされ
ていた。近年はウイルスによるかぜが増えた。
入浴するとウイルスが活性化するので、熱が高い間は入らない。
鼻ズマリや喉の痛みだけなら短時間の入浴はおすすめ。但し、湯冷めに
注意
高齢者に、向くのは
風呂での事故が多い理由は大きな温度差が心臓に負担をかけるため。
シャワーで給湯したり風呂のふたを開けたりして湯気で浴室の
温度を高めるといい。家族の後の二番・三番風呂に入ってもらえば、
浴室は暖かくなる
シャワーだけでは不足
シャワーを浴びるだけでは皮膚表面の汗を洗い流すことしかできない。
欧米人はシャワーの前にスポーツクラブで汗をかいたり、体に長時間泡
をつけたりすることで汗腺の汚れも落としている。
浴槽の深さと半身浴
半身浴の目的はお腹や下半身の血管が水圧で圧迫されるのを防ぐこと。
「胸までしかつからない」「肩までは入らない」ことではない。浅めの浴槽
なら肩まで入っても問題は少ない。深めの浴槽の場合は半身浴用の椅子
を使う。
体重を減らしたい
熱い湯につかって汗をかいても継続的に体重は減らせない。適度に体を
温めて就寝すれば、基礎代謝が上がりダイエットにつながる。食事前の入
浴は胃液の分泌を抑え、食べすぎを防げる
二日酔いにはぬるめがいい
深酒をした当日はシャワー程度にとどめる。
翌朝、水分を十分にとり、ぬるめの風呂に30分前後はいるのが有効。
二日酔いの原因である代謝物質は汗よりも尿から多く排出されるので、体
を活性化して排尿を促すといい。
目覚めたいとき
熱い湯がおすすめなのは目を覚ましたいとき。夜遅く勉強や仕事をするとき、
朝すっきりしたいときは普段の入浴温度より3−5度高いシャワーを3−5分
浴びる
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風呂からあがるとき
最後の人が残り湯を捨てるとき水面付近をタオルで軽くこすっておいたり
、カビのもとになるせっけんやシャンプーの残りかすをシャワーで洗い流し
たりするだけで、のちの清掃が楽になる。

        
おけは壁に立てかけておけば水がよくきれる
日本人が熱い風呂を好む理由
銭湯帰りに冷えるを防ぐため。内風呂が少なかったころの名残。ぬるめで
物足りない人は出る少し前の追いだきがおすすめ
専門家によると、
風呂に入ると、単純に肌がきれいになるだけではない。
「体内の老廃物や疲労物質を早く対外に排出できるし、筋肉のこりや痛みも取り除ける」
・・・内幸町診療所 植田理彦さんのお話
特に体にやさしい入浴方法として、流行している半身浴。
ただ、植田さんは「どんな場合でも胸までしかつからないことを推奨しているわけではない」と植田さん。確かに、昔ながらの狭くて深い日本式の浴槽の場合、体、特に下腹部に高い水圧がかかる。その結果、血管が圧迫されて心臓に負担がかかる。「これを防ぐのが半身浴の本来の目的」
ぬるめが原則
風呂の温度は、基本的に38-40度程度のぬるめがいい。ただ、深夜の勉強や仕事をしたいときや、気分よく目覚めたい朝には、42度以上の熱めにする。ぬるいと体を休めようとする副交感神経が働くのに対し、熱めだと体を活動的にする交感神経が優位になるからだ。
 ダイエット目的でサウナや熱風呂にはいる人も多いが植田さんは「効果が薄い」とはっきり。
流した汗だけ体重は一時的に減るが、その分の補給が後から必要になるからだ。
むしろ、ぬるめの風呂に長く入り、基礎代謝を(じっとしているときのエネルギー消費)をあげるほうが減量効果は大きいという。体を芯から温めれば保湿効果も高まり臓器が活発化して基礎代謝が上がる。この状態をたもったまま就寝すれば、基礎代謝が上がった状態が持続するという。
食事前の入浴は食べすぎを防ぐ効果もあるという。皮膚に血液が集まって胃腸の血液が減り、胃液の分泌が減るためだ。  二日酔いのときも、ぬるめの入浴なら効果がある。アルコールを大量に摂取した当時は、せいぜい軽くシャワーの浴びる程度にとどめる。翌朝、コップ1杯以上の水を飲んでからぬるめのお風呂に30分程度つかると「腎臓の働きが活発になり、尿から代謝物質が排出され、すっきりとする」(植田さん)
汗から排出される代謝物質の量は少ないので、熱い風呂に短く入っても効果は薄そうだ。<
温度差に注意
風呂でツボ刺激も二日酔いにきくようだ。
日本経絡指圧会の佐藤一美会長によると、親指と人差し指の付け根に手の指をあて、足首に向かい滑らせ、とまったところに肝臓まどのトラブルに効果のあるツボ、「太衝(たいしょう)」がある。「ここを42度程度のシャワーで3分ほど刺激すると良い」
風呂場の事故
風呂場の事故で死亡する人数は東京救急協会の調べで14000人程度(2000年)。これは06年の交通事故死者数の2倍以上。
60歳以上が全体の90%以上を占め、時期は11月ー3月に集中している。原因のほとんどが、心不全やそれに伴う水死などと見られる。
○原因の1つは、「温度差」
お年寄りに急激な温度差は危険。浴室は家の中でもっとも温度の低い場所の1つ。
高齢者のいる家庭では
@ シャワーから給湯して浴室の温度をあげる
A あえて二番・三番風呂に入ってもらう
B 浴室暖房を設置する

などの工夫が必要。
お風呂掃除
やっかいな家事の一つだが、ちょっとした気遣いで軽減できる。
最後に入った人が残り湯を捨てるときに、タオルなどで水面付近の高さを軽く擦っておくだけで浴槽にこびりつくあかを減らせる。「体の汚れが溶け出した残り湯でも浴槽を洗うには十分」と杉山さん。
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日経新聞 NIKKEIプラス1 くらし知っ得 リアルシンプルジャパン編集部掲載記事より
手首まで確実に手洗い・・・
風邪の予防のため帰宅後のうがい・手洗いなどを心がける人も少なくない。予防効果を高めるうがいの方法など、手軽にできる風邪予防策を・・・ということで記事が出ています。
うがいをするとき
 いきなりのどの奥をガラガラと洗っていないだろうか・・・?
 →口の中の細菌やウイルスをのどの奥の粘膜に運んでしまう可能性がある。
『うがいのおすすめ法』
「ブクブクうがい」で口の中をきれいにしてから、ガラガラとうがいをする。
緑茶や紅茶などに含まれるカテキンには抗ウイルス作用があるので、うがいにお活用する方法もある。
手洗い 
手洗いをさっとすませるだけだと、手首や親指の腹、指の股の部分を洗い残しがち。
石けんをよく泡立てたら、両手の指を組んで洗い、親指の腹はもう一方の手のひらで包み込むようにして洗う。最後に手首まできれいにしても商用時間は30秒程度ですむ。
食事への気配りも大事
免疫力を高めるためには、たんぱく質とビタミンAが有効で、この両方が摂れる優秀な食材が卵。週に5個を目安に食べると良い。但し、コレステロール値が高い方は主治医に相談。
魚介類・肉類・大豆製品・乳製品などもたんぱく質は豊富
にんじん・ピーマンなどの緑黄色野菜には体内でビタミンAにかわるカロテンが含まれている。
体が冷えるとウイルスと闘う免疫力が落ちるので、外出時はスカーフや手袋などで全身の保温を忘れずにする。
ウイルスは高温多湿に弱いので、部屋を暖かくすると同時に湿度は50%以上に保つようにする。
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